娘の人生うまくいかないのは私のせい?自分を責めるその理由とは
2025.9.6 New

真香のブログ~娘との関係に悩む母のケース~
娘の人生うまくいかないのは私のせい?自分を責めるその理由とは
母娘関係改善カウンセラー横山真香です。
このブログでは、母娘関係カウンセリングのケースから共通するテーマを取り上げ、深堀してみたいと思います。
今回は、成人した娘から責められると、自分が悪いと思い込んでしまう母親について、そのように考えてしまう理由と、責める娘にどのように向き合ったらよいのかを、お伝えします。
・子供の頃、甘えさせてくれなかった
母娘関係で多いご相談の一つが、娘から子供時代を責められるというものです。
「お母さんは、怒ってばかりいた。だから、私は今も人の顔色を伺ってしまう」
「甘えさせてくれなかったから、さみしかった」
「お母さんの育て方が間違っていたから、私は人とうまくコミュニケーションが取れない」と娘から責められます。
こうした非難に対し、全て自分のせいだと思い込む母親が多いのです。
「実は、甘えてくる娘に対して、どうやって接したらいいか、わからなかったのです。私自身、親から可愛がってもらった記憶がなく、子供には厳しくしないと、と思い込んでいました」
カウンセリングルームに来られたクライアントさんの大半がこのように言われます。
・人とうまく接することができない娘
責めてくる娘のほとんどは、社会人になり、コミュニケーションがうまくいかないことに悩んでいます。
具体的には、職場での人との接し方がスムーズにいかず、関係がぎくしゃくする。そうなると、仕事も円滑に進まない。
プライベートでも、学生時代の友人達は、時々会っているようだが、自分には声がかからない。
「友達も少なく、職場でも孤立ぎみ。結局、私はコミュニケーションがうまく取れない。それは、お母さんが、私をきちんと育てなかったから」。娘が言うのはいつもこの繰り返し。
・自分も人とうまく関われない
娘が、育て方について非難してくると、母親の中には、自分のせいだと思う人がいます。
なぜ、そう思うのでしょうか。
それは、自分自身も、人との付き合いが苦手と感じているからかもしれません。子供が小さかった頃は、ママ友同士の交流が嫌で、極力避けていた。
夫の実家で親せきが集まる行事などでは、なんとか嫁としての役割をしていたが、帰ってくると疲れ切っていた。
自分も、学生時代の友人が少なく、出かけることなどほぼなかった。娘から、「お母さんは友達いるの?」と聞かれたこともある。
そのような中で、必死に子育てをしたものの、どうやって子供に対応したらいいのかわからない。これでよかったのか。あれはまずかったのでは。そんな不安がつねに心の中にあった。
・子供の性格、親はどこまで責任をもつ?
娘から、「人間関係がうまくいかないのは、お母さんがちゃんと教えてくれなかったから」と言われる母親は、「自分も人付き合いが苦手」と実感しています。
話の輪の中に入れず浮いてしまう。人と接するのをできるだけ避けている姿を、娘は子供の頃からずっと見ていたに違いない。他人とのやり取りを教えてこなかったのだ、と自分を責めてしまいます。
もちろん、コミュニケーション力があり、社交的な母親であっても、娘から責められるケースもあります。
しかし、娘の非難で自分を責めてしまう母親は、前述した、自分も人との交際がうまくできない、と自覚している人が多いのです。
ここで、立ち止まって考えてみてください。
コミュニケーションの力は、家庭環境や親の価値観などから影響を受けて磨かれていきます。それは親だけではなく、親せきや友人、教師、先輩といったコミュニティも含め、様々な人と接する中で、自らが習得していくスキルです。
一概に、親のせいにはできません。そもそも、親は、子供のコミュニケーション能力の形成に、どこまで責任を持たなければならないのでしょうか。
人間関係がうまくいかず悩むのは、誰にでもあること。うまくいっているように見えても、その裏で悩み、考え、努力している人がほとんどです。
親のせいにするより、まずは、自分で、どうやったらうまく接することができるのか、どのような方法なら、スムーズな関係になるのか、考えてみることです。コミュニケーションの本を読む、うまくやっているように見える人のまねをしてみる。これらはすぐにでも実践できることです。
娘がうまくいっていないのを見て、自分を責める母親のあなたには、次のようにお伝えしたいです。たとえ娘に責められたとしても、「私のせいだ」と自分を責める必要はありません。娘さんはもうあなたの手を離れています。
娘さんが、今日一日、人間関係で何か一つ学び取って温かい気持ちになってくれることを祈るだけ。親なんて、できることは本当に限られているのです。
では、今から「自分を責めるのはもうやめよう」と気持ちを切り替えてみましょう。さすがにそれはハードルが高いかもしれません。
まずは、ご自分が娘さんにどれだけ、責任を感じてしまっているのか、そこを明確にしてみませんか。
カウンセリングを利用して、「自分を責めてしまう」思考の癖にまず気づいてみましょう。
これをすることで、娘から責められた時に、あなたがいつもやってしまう「謝る」パターンを変えてみませんか。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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娘から、母親から、夫から、他人からつねに振り回されてしまうという方へ。
なぜ、いつも振り回されてしまうのでしょうか。それは、あなたの性格傾向が理由の一つかもしれません。
・いつも人の顔色を伺っていませんか
・自分の意見を言えずに、他人に合わせようとしていませんか
・本当はやりたくないのに、我慢していませんか
一番の問題は、これは自分の性格だからしょうがない、とあきらめてしまっていることです。
性格を変える必要はありません。けれども、振り回されてしまう、性格の中でもこの部分は嫌だ、というのであれば、そこは変えることができるのです。
実践マインド・プログラムは、私、横山真香が20年近くに渡り、数多くのクライアントさんと接してきた中で、ある性格傾向に着目し、その変容を促すために作り上げたオリジナルメソッドです。
今まで実践マインド・プログラムについてお問い合わせを受けてきましたが、子育て、仕事が忙しい、親の介護で時間が取れない、といった理由から、1回だけのプログラムを作ってくれないか、といったリクエストを沢山伺ってきました。
そこで、本来ならば5回受講の実践マインド・プログラム内容を凝縮させた1回だけのプログラム「実践マインド・プログラム1day」を新たに始めることに致しました。
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