主婦の母親を見下す娘 - 母娘関係改善カウンセリング|母娘の関係に疲れる、確執、不仲、修復はご相談ください

たくさんの方の悩みをお聞きしてきた心理カウンセリングの現場から、娘との関係改善を望む母親に向けた解決のヒントをお届けしてまいります。

母娘関係改善カウンセリング横山真香のブログ 横浜元町&東京広尾ルーム

主婦の母親を見下す娘

2021.9.4


主婦の母親を見下す娘

 

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です

 

  • 夫のようにふるまう娘

 

母娘関係のカウンセリングを行っておりますが、娘のことで相談される母親側のクライアントさんが急増しています。

 

私が娘に悩む「母親専門」のサイトを立ち上げてから5年以上になります。相談の方達の年齢層は30代~80代まで、相談対象の娘は10代~50代と幅広いのですが、中でも多いのは娘が20代~40代というケースです。

 

今回は、20代の娘に関する相談で多いテーマから一つ取り上げてみたいと思います。

それは、「娘が夫のようにふるまう」といった内容です。

 

どのようなケースかというと、就職した娘が実家から通勤。帰宅すると「仕事がきつい、疲れた」を理由に家事を全くしない。そればかりか、夫のように上から目線の態度であれこれ母親に言いつける。

 

自室に物を持ってこさせる。深夜でもドリンクやスイーツをコンビニに買いに行かせる。

甘えてくるというよりは、やるのが当たり前といった態度で接してくるのです。

 

  • 主婦だから家事をやるのは当然という言う娘

 

洗濯物も母親にたたんでもらう。クローゼットにしまうのも面倒なのか、たたまれた洗濯物が積み上げられ、その中から着る服を引っ張り出している。

 

会社に持っていったランチボックスを洗うのでもなく、「部屋のバッグにあるから取って来て洗って」。平然と言う娘に、怒りがこみあげるものの、強く言い返せない。

 

「いくら疲れているからと言っても、少しは家事を手伝ってよ」と言えば、「お母さん、主婦でしょう。日中、昼寝しているのだから、料理や洗濯ぐらいやるのは当然じゃない」と娘が言い返す。あげく、「いいわよね。働かなくても、好きなものが買えて、贅沢な外食もできるのだから」と嫌味まで言われる始末。

 

そこまで言われると、腹立ちより虚しさの方が強くなる。「少しでも感謝の気持ちが伝われば、こちらだってこんなにみじめな気持ちにはならないのに」

 

このようなお話しをカウンセリングでよく伺います。こうしたケースが多くなっているのは、面倒くさがりの娘が多くなっているということなのでしょうか。

 

それよりも、私は、母親を下に見ている点が気になります。

 

  • 夫婦の関わり方を見てきた娘

 

実は、こうしたケースで接する母親クライアントさんには、ある傾向があります。クライアントさんだけ、というよりは、夫婦の関係性です。その多くは、夫がモラハラの可能性があります。話しの流れから私はそう推測するのですが、クライアントさんの中には、夫なんてそんなもんだ、とか、自分は雑に扱われても仕方ないと諦めているふしがあるのです。

 

娘は幼い頃から、父親が母親を見下す、命令する、「主婦のくせに」といった軽蔑の言葉を吐き捨てるのを見たり、聞いたりしています。

 

それに対して、「お母さんにひどい事を言う!」と父親に対して怒りを抱く娘も多いのですが、一方、父親同様、母親を下に見るようになる娘もいるのです。なぜなら、父親のマウントを取る態度に、母親が無抵抗だからです。

 

さらに、娘の態度を増長させるのがほかならぬ母親自身ということもあります。「疲れているから甘い物、欲しいのね」といって深夜でも、コンビニまで傘をさして娘の希望のスイーツを買い出しに行く。天気が悪ければ、駅まで車の送迎をする。

 

娘の生活を円滑にするため、気を遣いいろいろなことをやってあげてしまう。母親が乳母のように世話をするほど、娘は図にのり、感謝の気持ちは低下します。

  • 娘の要求を受け容れないことに罪悪感

 

母親だって状況に甘んじているわけではないのですが、娘のマウントが続いてしまうと、くつがえすのは結構難しいものなのです。「自分でやりなさい」と言ったところで、「お母さん、暇じゃない」「それくらい、やってくれる時間あるでしょ」と言ったきつい言葉が飛んでくる。クライアントさんの多くはなぜか、娘の要求に応えないことに罪悪感を持ってしまうのです。

 

その理由は、「お母さん、どうせ暇でしょう? 時間あるのだから、やってよ」といった言葉を暗に受け容れてしまっているからです。

 

「今日、別に用事ないし…。やってあげてもいいか。あれこれ言い返されるのも嫌だし」と自分に言い聞かせて、娘の言われたままにやってあげてしまうのです。でも、これは、嫌々ながらの気持ちが根底にあるはずです。心のどこかに、「自分が情けない」と思う気持ちもあるはずです。

 

私としては、この部分にフォーカスして欲しいのです。どうして、娘に「やらない」と言えないのだろう。なぜ、我慢してやってあげてしまうのだろう。

 

それは夫への気持ちと同じです。「自分は、見下されもしょうがない存在」「我慢して当たり前」。この関係性に気づいて、「こんな状況は嫌だ」という心の声に耳を傾けて下さい。

家族は同じ立場であって、支配関係が存在するのはおかしいと気づいて下さい。

 

そんな事を言われたって、この関係性長いし、今さら変えるなんてできない…。まずはそう思い込んでいるご自分に気づいてください。そこからでいいのです。

 

次のステップは、まず、私に問い合わせのメールを書いてみようか、それでいいので検討してみて下さい。いきなりカウンセリング申し込みでなくていいのです。今の状況をメールでお知らせ下さい。ご自身が今、ご家族の中でどのようなポジションにあるのか、私にインフォメーションを頂けましたら、状況分析をメールでお送り致します。まずは、ご自分の立ち位置を確認することから始めてみませんか。(※ご相談解決のメールカウセリングではありません)

 

お問い合わせを頂く際の私のホームページはこちらになります。

 

家族、他人から振り回されている状況を変えたい方に。実践マインド・プログラムというプライベート講座をご用意しております。こちらのご案内もぜひご覧ください。

テーマ: 自己尊重


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