孫からLINEこない。娘が止めさせたのでしょうか
2026.10.16 New
孫からLINEこない。娘が止めさせたのでしょうか
母娘関係改善カウンセラー横山真香です。
「孫とのLINEが楽しみ」と話す高齢者は多い。送られるメッセージと写真は祖父母にとって、何よりの喜びである。
けれども、それがある日、止まったことで、動揺する人もいる。孫はなぜLINEをやめたのか。その理由を探ると、「おばあちゃんにLINEしないで」と言う娘の存在が…。複雑に絡む三世代の関係を取り上げます。
目次
・大学生の孫娘からのLINEが楽しみ
都内に暮らす70代のクライアントは、地方の大学に通う孫娘からのLINEが何よりの楽しみだった。メッセージには写真もあり、クライアントは、知人にも自慢していた。
ところが、ある時からLINEがパタリと止まった。初めのうち、「忙しいのだろう」と思っていたのだが、それが1カ月以上になり、さすがにおかしいと思い始めた。
気がかりだったことがある。それは、娘との関係。一人娘だが、クライアントとは似たような性格で、話せば喧嘩になる。1カ月前にも、電話で口論になりかなり、以降は音信不通。
・娘の差し金?来なくなった孫のLINE
孫娘のLINEがないのは、娘の差し金かもしれない。孫娘が幼い頃、仕事が忙しい娘が子供をよく預けに来ていた。孫娘はクライアントになつき、良好な関係が続いていた。
一方、娘はたまに電話してくるものの、いつも喧嘩腰で、最後は言い合いになって切る。孫娘は中立の立場だったが、今回は様子が違うようだ。
以前から、娘は自分の親と子供が仲良くするのは気に入らないようだった。けれども、まさか子供に、「おばあちゃんにLINEするのはやめなさい」とは言えないだろうと思っていた。それが、いったいどうしたというのか。
・孫にLINEするべきか悩む
思い余ったクライアントは、孫娘にLINEした。
「元気ですか。最近、LINEがこないけれど、忙しいのでしょうか」とシンプルなメッセージにした。しかし、既読はつくものの、返信がこない。もしかしたら、親と祖母の板挟みになって、孫娘もつらいのかもしれない、と思うようになった。そして、LINEは控えることにした。
2カ月後、孫娘のお誕生日月だったので、負担にならない程度に短めのLINEを送ってみた。
「素敵な誕生日を送ってね」。すると、しばらくして既読になり、孫娘からLINEが来た。
「ありがとう。おばあちゃんに会いたいよ」、続けて「就活やゼミで忙しい」というメッセージが。
・孫娘の立場は?
ホッと胸をなでおろしたクライアントだが、今回のやり取りで考え直したことがあるという。今まであまり考えなかったが、自分と娘の折り合いが悪いことで、孫娘にも負担をかけていたのでは。双方に気を遣っていただろう。
今さら娘との関係をよくするのは無理な話。娘とはこれからも距離を取るのがお互いのため。孫娘へのLINEは頻度を減らし、何かの節目などに送りたい。
孫からのLINEは一番の楽しみだった。けれども、クライアントは、孫の立場を考えると、これまでのやり取りは変えるべきだと思うようになった。
変わらなかったのは、娘への複雑な思いだった。
「今さら、努力して娘との関係が変わるとは思えない。ならば、孫娘がつらくならない程度に、適度な距離でつながってくれればいいのです」。
実母と娘の仲は悪いが、孫との関係は良好というケースはよくある。避けたいのは、祖母と娘で孫の取り合いになること。どちらの味方をするのかと責められる孫もいる。ここは、孫の立場を考え、祖母と娘は冷静な対応が求められる。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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