娘から嫌われたくない母親の心理とは? - 【母親専門】母娘関係改善カウンセリング|娘との関係に疲れる、確執、不仲、修復はご相談ください

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娘から嫌われたくない母親の心理とは?

2022.10.27


娘から嫌われたくない母親の心理とは?

娘から嫌われたくない母親の心理とは?

 

母娘関係改善カウンセラー横山真香です。

 

・「娘に嫌われたくない」という母親

 

母親クライアントからのご相談で多いのが「娘から嫌われたくない」という内容です。

 

具体的には、「最近、ラインがこない」、「(ラインの)既読になるのが4,5日かかる。しかも返信がない」、「ランチに誘えば喜んでついてきたのに、この頃は断られてばかりいる」。

 

さらに、母親の不安を増すようなケースは、「声をかけても無視される」、「私がリビングに入ると、娘が出て行く」といった娘の拒否感すら感じられるものもあります。

 

こうしたクライアントさんの多くは、「娘に距離をおかれるのはとてもつらい」、「娘から無視されるのがしんどい」と話し、その状況が続くことで、食欲不振や不眠、落ち込みなどメンタルの不調を感じるようになるケースもあります。

 

・なぜ、娘に嫌われたくないのか

 

どうして、娘に嫌われるのがいやなのでしょうか。母と娘であっても性格が異なるし、価値観も違います。合う、合わない、があって当然です。同じクラスであっても、絶対に仲良くなりたいとは思わないタイプ、というのがたまたま母親だった(または娘)ということだってありうるのです。

 

たとえば、職場で嫌いな先輩、(同僚、後輩)がいたとしても、「ま、嫌われてもしょうがないか。私、あの人とは合わないし」と割り切ることができるのに、娘にだけは嫌われたくない。そこにこだわるのは何なのでしょうか。

 

一つは世間体かもしれません。日本では、母と娘は理解し合えて当然、という考えがいまだに根強いです。同性なのだから、お互い考えることがわかるだろう。娘のことは、産んだ母親が一番よくわかっているといった思い込みもあります。

母親にとって、息子のことは異性だからわからない。だからといって、息子と父親が互いをよく理解し、仲がよい、とはあまり考えられない。

 

世間にある母娘のイメージ、とくに仲良し親子のようなイメージに縛られると、苦しくなります。「ママ友達は、娘さんと一緒にランチや、旅行にも行っているのに、うちは違う」。

 

この考え方は、世間一般の見方、または知り合いのママ友達と娘との関係を自分のところと比較してしまっているからです。

 

「なぜ娘に嫌われたくないのか」。

 

もう一つの理由は、娘に依存している可能性があります。心を開いて話ができる相手が娘しかいない、というケースです。友人や姉妹、実母には警戒心や、距離を置いてしまっているのです。それはパートナーに対しても当てはまります。だからこそ、よけい娘に執着します。一緒に行動してほしいと願うのは娘しかいないのです。

娘だと、一緒にいて安心、楽しい。気を遣う必要がない。好きなように言えるし、母親の気持ちを汲み取ってもらえる。

 

もっとも、一方の娘は、一緒に行動することが、母親と同じ程、楽しいとは思っていないこともありますが。

 

・嫌われたくない一心でご機嫌を取ろうとする

 

だからこそ、娘には嫌われたくない一心で、ご機嫌を取ろうとしたり、距離を置かれていると感じたら、焦ってしまうのです。娘の態度、言動が気になって、「お母さんのこと、嫌いじゃないよね」、「あなたの気分を害するようなことをいったかしら?」と気を揉むのです。

 

たいしたことでなくても、気になってしまうとすぐラインを送ります。「さっきは、あんなことを言ってしまってごめんね」、「お母さん、あなたに余計なことをしてしまったね。許してね」。

 

下出に出る母親の行動は、娘には重いです。こうした母親は、娘にはどのようにうつっているのでしょうか。おもねるような言動は、娘の苛立ちにつながることもあるのではないでしょうか。

 

あるいは、つねにそうして娘の顔色を伺う母親に、自分(娘)への執着を感じ取ってしまうのではないでしょうか。大事なのは、娘はそんな母親を望んでいるだろうか、ということです。

 

・私にすがりつくのはやめて

 

「お母さん、私のことばかり考えるのはやめて。もっと、自分の人生を大事にしてよ」。こうしたセリフを娘に言われたことはありませんか。娘は、母親の視線をつねに感じていて、うっとうしいと思っているかもしれません。

 

娘への執着、減らしたいと思いませんか。四六時中、娘のことばかり考えるのはやめて、自分のことを見つめ直してみようと思いませんか。

 

娘のことを考えてしまうのは、それが楽しいからです。心配やら不安が頭をもたげることはあっても、やはり、娘のことが気になり、空想したりすることで、気を紛らわせているのです。

 

では、どうしたら、娘への執着を減らすことができるのでしょうか。

 

それは、「娘の人生と私の人生は違う」というマインドに着地することです。娘への執着は、両者の人生を混同することからきています。境目がない状態です。

 

それではどうやって、このマインドに着地させるのか。

 

私のカウンセリングサービスとは別に、「実践マインド・プログラム」というメニューがあります。こちらは、「振り回されないマインド軸を育む」というテーマで構成したプログラムです。

 

振り回されないとは、他人からという意味ですが、今回取り上げた「娘に嫌われたくない母親の心理」は、自分自身に振り回されているマインドの状態です。

 

執着は、自分の心の内に芽生え成長し、怖いのはそれをコントロールできなくなる場合があることです。

 

内側から発生し続ける執着に、自覚がない場合と、あっても、コントロールがきかなくなってしまうと、暴走します。

 

それが娘との関係に当てはまるのであれば、何としても現時点で止める必要があります。

 

もし、このブログを読んで頂いて、思い当たる場合は、私の「実践マインド・プログラム」をご覧になってみて下さい。読むだけではよくわからない、という方は、お電話での問い合わせもお受けしております。「ご自分に必要なプログラムなのか、どのように進められるのか、時間は? 費用は?」といったご質問に、具体的にお答えいたします。

※私の母娘関係改善カウンセリングについては、こちらのサイトをご覧ください。

 

私のブログを最後までお読み頂き、心から感謝致します。

 

テーマ: 母娘依存


このブログを書いた人

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横山真香(しんこ)

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