予定通りにいかないと怒り出す娘、母はどう対応すれば? - 【母親専門】母娘関係改善カウンセリング|娘との関係に疲れる、確執、不仲、修復はご相談ください

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予定通りにいかないと怒り出す娘、母はどう対応すれば?

2020.10.9


予定通りにいかないと怒り出す娘、母はどう対応すれば?

 

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

 

  • 突然の予定変更が苦手な娘

 

今回ブログでご紹介するのは、計画通りにいかないとイライラして怒り出す娘のケースです。娘に限らず母親、または夫という場合もありますが、ここではあるクライアントのご相談を載せます。

 

東海地方在住の夏美さん(59歳・非常勤)は現在、夫(65歳)、娘(27歳・会社員)と暮らしています。

 

娘は子供の頃から、思い通りにいかないと癇癪を起し、夏美さんを手こずらせたのですが、大人になっても怒りをコントロールできないことがあります。大学卒業後に入社した会社では仕事がなかなか覚えられず、半年程で退社。その後、転職しなんとか続けていますが、週末は疲れ果てているのか、終日寝ていることもあります。

 

友達が少ないので、買い物に行くときは夏美さんを誘ってくるのですが、正直苦痛です。

というのも、洋服や小物など欲しい物がなかなか決まらず、長いこと迷います。そしてランチで行く予定にしていたお店が込んでいて長蛇の列を作っていると、不機嫌になりイライラしてくるのです。

 

夏美さんが「この店は次回にして、別のお店にしない?」と言うと、駄々っ子のように足を踏み鳴らす一歩手前の様子を見せ、「せっかく来たのだからここで食べたい」と声を荒げるのです。

 

  • 母親に当たり散らす

そうして、周囲に人がいてもおかまいなしに文句を言うので、夏美さんはいたたまれない気持ちになります。

 

「なぜ、別のお店にしようと気持ちが切り替えられないのか、固執するのでほとほと困ってしまいます」

 

娘さんは、事がうまく運ばないと、気持ちの切り替えがうまくできないタイプです。

 

そして、身近にいる母親に当たり散らすのです。たとえば、友人や同僚と食事に行くときは、予定していたお店を変更することもあります。「絶対にここに行きたい」と言えば、他人から呆れられてしまうことぐらいはわかっているのです。

 

でも、相手が母親となると、子供じみた言動を隠そうともしません。そればかりか、「お母さんがここにしようと言ったのに!」とか「お母さんが来るのが遅かったから」など、あれこれ理由を作って責めてきます。

 

「子供の頃からちっとも変っていません」夏美さんはため息まじりに話します。

 

なぜ、娘は予定を変えることができないのでしょうか。夏美さんは、娘だけが特別なのかと思っておられるのですが、そんな事はありません。予定変更になり、イライラして怒りにつながる人は結構います。

 

私のところに寄せられる相談ケースでも同じような人が登場します。

 

  • 気持ちの切り替えができない

 

計画の変更を余儀なくされると、普通は別の手段、方法を考えます。しかし、切り替えが苦手な人の場合、「どうしよう」といった不安が沸き起こり心を占領するのです。解決策を考えるより、「困った、どうしよう」の思いにとらわれてしまい、そこから苛立ち、怒りにつながってしまうのです。

 

本人は怒りを抱える一方、自己嫌悪もあります。柔軟に考えることができず、悶々とする自分が情けない。イライラするのも子供みたい。でもそうした思いも母親に向けることで、本人は何とかバランスを取ろうとするのです。

 

  • 怒りのはけ口というポジションから抜け出す

 

このブログを読んで下さっているあなたが、母親の立場だとしたら、娘さんのこうした言動はよく理解できるでしょう。なぜなら、毎回同じパターンを繰り返しているからです。

 

「少しは学習して欲しい」と冒頭の夏美さんは言います。「何度も同じケースを繰り返さないでなぜ、自分はこのように考えてしまうのか、それを変えるにはどうしたらよいかといった考えすら思いつかない」。

 

娘さんに変わって欲しいと望むのは当然ですが、実際はなかなかそれができません。「もう少し成長したら、大人になったら、今の状況が変わるかも」と期待する母親は多いのですが、気がつくと、娘は30歳を超えても相変わらずというケースも見受けられます。

 

娘は目の前のことに対処できず、母親を責める。このパターンは結局、母親にストレスをぶつけているのです。

 

娘の精神的成長を願うのも大事ですが、まずはストレスで当たられるポジションから抜け出すことが現実的だと思いませんか。

 

  • 実践マインドで、役割から抜けるコツをつかむ

 

私が今まで何千という母娘のケースに取り組んで痛感するのは、娘の思いや感情をもろに引き受けてしまっている母親が多いということです。

 

娘が突然の予定変更で動揺し「どうしよう」を連発すると、「母親の私が何とかしなければ」と思う人が多いのです。

 

中には、娘と一緒になって「どうしよう」を連発する人もいます。

 

一緒に悩むのではなく、「どうしたら、予定変更に対処できるのか」を娘に考えさせ、実行させることです。

 

サポートするのが母親の役目と思い込んでいるなら、娘はいつまでたっても、事態に処理できず立ち往生してしまうでしょう。

 

「どうしたら、あなたはこの事態と向き合えるのか」と焦点を当てるべきところを変えさせてみてください。

 

そのために必要なのは、娘のことを信じ、自分はあえて一歩ひいてみることです。娘が不安をぶつけてきたら、「お母さんにぶつけるのではなく、今必要なのは、状況をどうするか考えることだよね」と促してください。

 

娘を突き放すようでできない、あるいは、母親として逃げているのではないか、といった疑問がわくようでしたら、「実践マインド・プログラム」の初回だけでも受けてみませんか。

 

このプログラムは、娘から振り回されてしまう母親向けに作られています。「お母さんのせいで」と非難してくる娘に、どのように向き合うか、まずはマインド(=心の姿勢)の在り方を見直すものです。

 

物事に対処できない娘に振り回され、引きずられるのではなく、動じないようになりたいと思いませんか。

 

動じないマインドを手に入れるためには、具体的に何から始めたらよいのか。まずは実践マインド・プログラムのご案内を読んでみてください。

 

母親であるあなた自身が動じないマインドになると、娘さんにもよい影響を及ぼし、動揺する傾向が減る可能性が出てくるかもしれません。

 

実践マインド・プログラムのご案内はこちらです。

 

母娘関係改善カウンセリングのご案内はこちらになります。

 

お電話で直接、お問い合わせをご希望の方はこちらへご連絡下さい。

☎ 090-5206-8576

(平日、土日、祝祭日9時~21時までお受けいたします。セッション中は出られないので、ショートメールを送って頂けますか。返信させて頂きます)

 

 

 

 

 

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

 

  • 突然の予定変更が苦手な娘

 

今回ブログでご紹介するのは、計画通りにいかないとイライラして怒り出す娘のケースです。娘に限らず母親、または夫という場合もありますが、ここではあるクライアントのご相談を載せます。

 

東海地方在住の夏美さん(59歳・非常勤)は現在、夫(65歳)、娘(27歳・会社員)と暮らしています。

 

娘は子供の頃から、思い通りにいかないと癇癪を起し、夏美さんを手こずらせたのですが、大人になっても怒りをコントロールできないことがあります。大学卒業後に入社した会社では仕事がなかなか覚えられず、半年程で退社。その後、転職しなんとか続けていますが、週末は疲れ果てているのか、終日寝ていることもあります。

 

友達が少ないので、買い物に行くときは夏美さんを誘ってくるのですが、正直苦痛です。

というのも、洋服や小物など欲しい物がなかなか決まらず、長いこと迷います。そしてランチで行く予定にしていたお店が込んでいて長蛇の列を作っていると、不機嫌になりイライラしてくるのです。

 

夏美さんが「この店は次回にして、別のお店にしない?」と言うと、駄々っ子のように足を踏み鳴らす一歩手前の様子を見せ、「せっかく来たのだからここで食べたい」と声を荒げるのです。

 

  • 母親に当たり散らす

そうして、周囲に人がいてもおかまいなしに文句を言うので、夏美さんはいたたまれない気持ちになります。

 

「なぜ、別のお店にしようと気持ちが切り替えられないのか、固執するのでほとほと困ってしまいます」

 

娘さんは、事がうまく運ばないと、気持ちの切り替えがうまくできないタイプです。

 

そして、身近にいる母親に当たり散らすのです。たとえば、友人や同僚と食事に行くときは、予定していたお店を変更することもあります。「絶対にここに行きたい」と言えば、他人から呆れられてしまうことぐらいはわかっているのです。

 

でも、相手が母親となると、子供じみた言動を隠そうともしません。そればかりか、「お母さんがここにしようと言ったのに!」とか「お母さんが来るのが遅かったから」など、あれこれ理由を作って責めてきます。

 

「子供の頃からちっとも変っていません」夏美さんはため息まじりに話します。

 

なぜ、娘は予定を変えることができないのでしょうか。夏美さんは、娘だけが特別なのかと思っておられるのですが、そんな事はありません。予定変更になり、イライラして怒りにつながる人は結構います。

 

私のところに寄せられる相談ケースでも同じような人が登場します。

 

  • 気持ちの切り替えができない

 

計画の変更を余儀なくされると、普通は別の手段、方法を考えます。しかし、切り替えが苦手な人の場合、「どうしよう」といった不安が沸き起こり心を占領するのです。解決策を考えるより、「困った、どうしよう」の思いにとらわれてしまい、そこから苛立ち、怒りにつながってしまうのです。

 

本人は怒りを抱える一方、自己嫌悪もあります。柔軟に考えることができず、悶々とする自分が情けない。イライラするのも子供みたい。でもそうした思いも母親に向けることで、本人は何とかバランスを取ろうとするのです。

 

  • 怒りのはけ口というポジションから抜け出す

 

このブログを読んで下さっているあなたが、母親の立場だとしたら、娘さんのこうした言動はよく理解できるでしょう。なぜなら、毎回同じパターンを繰り返しているからです。

 

「少しは学習して欲しい」と冒頭の夏美さんは言います。「何度も同じケースを繰り返さないでなぜ、自分はこのように考えてしまうのか、それを変えるにはどうしたらよいかといった考えすら思いつかない」。

 

娘さんに変わって欲しいと望むのは当然ですが、実際はなかなかそれができません。「もう少し成長したら、大人になったら、今の状況が変わるかも」と期待する母親は多いのですが、気がつくと、娘は30歳を超えても相変わらずというケースも見受けられます。

 

娘は目の前のことに対処できず、母親を責める。このパターンは結局、母親にストレスをぶつけているのです。

 

娘の精神的成長を願うのも大事ですが、まずはストレスで当たられるポジションから抜け出すことが現実的だと思いませんか。

 

  • 実践マインドで、役割から抜けるコツをつかむ

 

私が今まで何千という母娘のケースに取り組んで痛感するのは、娘の思いや感情をもろに引き受けてしまっている母親が多いということです。

 

娘が突然の予定変更で動揺し「どうしよう」を連発すると、「母親の私が何とかしなければ」と思う人が多いのです。

 

中には、娘と一緒になって「どうしよう」を連発する人もいます。

 

一緒に悩むのではなく、「どうしたら、予定変更に対処できるのか」を娘に考えさせ、実行させることです。

 

サポートするのが母親の役目と思い込んでいるなら、娘はいつまでたっても、事態に処理できず立ち往生してしまうでしょう。

 

「どうしたら、あなたはこの事態と向き合えるのか」と焦点を当てるべきところを変えさせてみてください。

 

そのために必要なのは、娘のことを信じ、自分はあえて一歩ひいてみることです。娘が不安をぶつけてきたら、「お母さんにぶつけるのではなく、今必要なのは、状況をどうするか考えることだよね」と促してください。

 

娘を突き放すようでできない、あるいは、母親として逃げているのではないか、といった疑問がわくようでしたら、「実践マインド・プログラム」の初回だけでも受けてみませんか。

 

このプログラムは、娘から振り回されてしまう母親向けに作られています。「お母さんのせいで」と非難してくる娘に、どのように向き合うか、まずはマインド(=心の姿勢)の在り方を見直すものです。

 

物事に対処できない娘に振り回され、引きずられるのではなく、動じないようになりたいと思いませんか。

 

動じないマインドを手に入れるためには、具体的に何から始めたらよいのか。まずは実践マインド・プログラムのご案内を読んでみてください。

 

母親であるあなた自身が動じないマインドになると、娘さんにもよい影響を及ぼし、動揺する傾向が減る可能性が出てくるかもしれません。

 

実践マインド・プログラムのご案内はこちらです。

 

母娘関係改善カウンセリングのご案内はこちらになります。

 

お電話で直接、お問い合わせをご希望の方はこちらへご連絡下さい。

☎ 090-5206-8576

(平日、土日、祝祭日9時~21時までお受けいたします。セッション中は出られないので、ショートメールを送って頂けますか。返信させて頂きます)

 

 

 

 

テーマ: 怒りについて


このブログを書いた人

母娘関係改善カウンセラー横山真香|SHINKO

横山真香(しんこ)

母娘関係改善カウンセラー横山真香です。母娘関係修復、改善のためのカウンセリングを行っております。母娘関係に悩み苦しむご相談が数多く寄せられており、カウンセリングの現場から必要な情報を発信しています。

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横山真香(しんこ)
母娘関係改善カウンセラー

本当は母親こそがカウンセリングが必要なのです。母親こそが変わって欲しい。そうすれば母親自身も、そして娘さんも幸せになるプロセスが加速するはずです。
まだまだ世間一般に知られていない部分もある母親の心理について豊富なカウンセリング実績がございます。

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著書『あなたはもっとラクに生きられる 長女が”母の呪縛”から自由になる方法』(大和出版)

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