娘から、「お母さんの育て方間違っていた」と責められ、抱く罪悪感をどうする? - 母娘関係改善カウンセリング|母娘の関係に疲れる、確執、不仲、修復はご相談ください

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娘から、「お母さんの育て方間違っていた」と責められ、抱く罪悪感をどうする?

2019.11.4


娘から、「お母さんの育て方間違っていた」と責められ、抱く罪悪感をどうする?

 

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

 

5月から母娘問題講座を月1で開催してきましたが(8月は休講)、今月11月17日(日曜)開催が今年最後になります。

 

タイトルは「母親と距離を取る時に生じる娘の罪悪感を軽くする方法~罪悪感を持たないためのセルフイメージ~」

※開催日程など詳細は文末に掲載。

 

今回の講座は娘さん向けの内容です。娘が母親と精神的に距離を取りたいと思ったときに生じる罪悪感。「そんなことをしたら親不孝だ」「お母さんがかわいそうかも」といった様々な思いが生じて、行動に踏み切れない。

 

罪悪感があるために、本心とのはざまで揺れ動きます。

 

一方、母親にも罪悪感を抱く場合があります。それは、娘から過去を責められた時。

「お母さんは忙しくて私の話を全然聞いてくれなかった」、「抱きしめてもらった覚えがない」、「だから、私は今他人を信用できない」とか「人間関係で苦労している」と言われると、罪悪感で胸が苦しくなる母親が大勢います。

 

母娘関係で、罪悪感は大きな問題です。

 

  • 初めて娘が母親を非難した時

 

仲良し親子と自認していただけに、娘から突然、「私の人間関係がうまくいかないのは、お母さんの接し方が間違っていたから」と責められた時、母親は動揺します。

 

「今さらなぜ、そんなことを言う?」という気持ちがある一方で、娘から「小学生時代、お母さんは私の話なんか聞いていなかった」「いつも怒るばかりで、温かい言葉をかけてくれなかった」と具体的に言われると、「自分はなんて悪い母親だったのだろう」と後悔の念が生じます。

 

「確かに、あの頃は下の子も産まれて、長女である娘を気にかけていなかったかも」「娘は手がかからなかったので、放っておいても大丈夫と思っていた」

 

当時のことが思い出され、娘のひと言が針のようにささり、罪悪感でいっぱいになります。

 

「あの子は今までずっと我慢して、言いたい事も言えなかったのかしら。可哀そうなことをしてしまった」。

 

押し寄せる罪悪感をどうしたらよいのか、母親の悩みは大きくなる一方です。

 

  • 言い訳したい気持ちはあるけれど…

 

多くの母親がまず、娘に謝ろうとします。それはもちろん、大切な事なのですが、ついつい謝罪の言葉の後に、言い訳をしようとします。それが続くと謝る意味が薄れてしまいます。

 

娘にしたら、長年胸につかえていた事をようやく、母親に向かって言えたのです。その気持ちを受け止める、受け容れることが求められているわけで、シンプルに聞く態度が大事なのです。

 

「あなたがつらい思いをしていたこと、お母さん、重く受け止める」

「今まで、ずっと黙って耐えていたんだね。本当に、きつかったでしょう」

 

娘の気持ちを思いやることができれば、寄り添う言葉が自然に出てくるはずで、取り繕ったりする必要は全くありません。

 

この時の母親の態度が、娘の気持ちを変えることにもつながる場合があります。

 

  • 娘が真に望んでいるものは?

 

娘が母親に今まで黙っていた気持ちを話す。その決断はかなり勇気のいることでしょう。

思い切って話をした娘が真に願っているのは、母親の謝罪ばかりではないのです。

 

子供の頃、つらい思いをした気持ち、思いを受け止めてほしい。わかってほしい。

 

だからこそ、「ごめんね」を連発したり、まして言い訳するのではなく、「あなたの苦しかった気持ちを、お母さんは受け止めて心から理解したい」。

 

そのように伝えるだけでもいいのです。

 

子供が小さかった頃に傷つけてしまった暴言や行為は事実ならば消すことはできません。また、娘さんの記憶を書き換えることも不可能です。

 

大切なのは娘さんの母親に対する気持ちが、怒りや悲しみで頑なになっている時、雪解けのように溶けてくれるのか、今後の関係を変えていかなければなりません。すぐに修復できると安易に考えてはいけないのです。

 

多くの母親は、今後、罪悪感をもったまま娘と接しなければいけないと考えるから、よけい、問題を少しでも早く解決したいと思うのです。でも、これは母親側の思いです。

 

罪悪感と向き合うことを考えると、しんどいと感じられるかもしれません。過去をふりかえって一人で悶々と悩むのならば、母娘問題に特化したカウンセリングを受けることをご検討ください。

 

母親側のお気持ちについて、当時から今現在に至るまで自分自身と向き合うことがとても重要ですし、今後、娘さんとの接し方、関係性の再構築にもどうしたらよいのか、方向性が見えてくる可能性が大きいです。

 

今月の母娘問題講座は、娘さんが抱く罪悪感を取り上げますが、こちらも参考になるかもしれません。

 

罪悪感は一人で解消するにはハードルが高い問題です。考えても堂々巡りになってしまう事がよくあります。

 

罪悪感を客観的にとらえる考え方を身につける意味でも、カウンセリングや講座を通して一度、見直してみてはいかがでしょうか。

 

母娘問題連続講座 第6回

「母親と距離を取る時に生じる娘の罪悪感を軽くする方法」

~罪悪感を持たないためのセルフイメージ~

日時2019年11月17日(日)10:30~13:30

場所 東京都港区南麻布グラマラスエイチ5階

   セミナールームD

講師 母娘関係改善カウンセラー 横山真香

受講費 5000円

お申込み  090-5206-8576

      又は私のホームページよりお申込みお願い致します。 

母娘関係で娘が悩む問題の中でも一番多いのが「罪悪感」。母親と距離を取りたい、もう、母親の言いなりになりたくない。でも、それは親不孝なのでは。高齢の母親から離れてしまったら、後悔するかもしれない。こうした罪悪感とどう向き合ったらよいのかを、具体的ケースをご紹介しながらお伝えします。

 

 

テーマ: 罪悪感


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横山真香(しんこ)

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