カウンセラー紹介 - 母娘関係改善カウンセリング|母娘の関係に疲れる、確執、不仲、修復はご相談ください
横山真香(しんこ)
メンタルケア心理士
母娘関係改善カウンセラー
ステージアートセラピー・ファシリテーター
なんでこんなこともできない!何度言わせる!
母娘問題に特化したカウンセリングを専門に行っています、と言うと多くの人が、、、
母娘問題に特化したカウンセリングを専門に行っています、と言うと多くの人が「あなたも毒母に苦しんだ経験があるのですか」と言われます。
しかし、私にはそのような経験はありません。
私の場合は、母親からは溢れんばかりの愛情を注いでもらったと思っています。
それならなぜこのテーマに絞ったカウンセリングを展開しているのでしょうか。
私は一人っ子ですが、双子といっていいほどの幼馴染がいました。
そして彼女の母親こそが私が生涯初めてであった毒母のような人だったのです。
子供の頃、彼女の家に泊まりに行くことがありました。
当時、彼女はヴァイオリンを習っていたのですが、私が遊びに行ったときもお稽古の時間が削られることはなく、行われていました。
その間、私は彼女の子供部屋で稽古が終わるのを待っていたのです。
そして、その度に別室から聞こえてくるのは母親のヒステリックな怒鳴り声と彼女の泣いて謝る声でした。
「なんでこんなこともできない!何度言わせる!」
そして身体を叩かれる音が聞こえ、やがて泣きながら謝る彼女の声。
それは私の心を凍り付かせるもので、何度行っても、私の方が恐怖におののいていました。
彼女の母親はヴァイオリンの稽古だけではなく、日常においても怒鳴る、叩く、罵倒する。この繰り返しでした。
それにも関わらず、彼女自身は天真爛漫、佐伯活発な女の子で、私は彼女を本当に双子のように大事に思っていたのです。
その後、彼女は家の事情で遠方に引っ越します。全く会えない状況になり、再会したのは20代前半です。
そして、私は彼女の変わり果てた様子に愕然としたのです。
それは人格そのものが変わってしまったというか、彼女はまるで別人のようになっていたのです。
つねに人の目を気にするようになっていた彼女は「今日の服装、おかしくない? 私におかしな点があったら、教えてね。」そして何かあると何度でも謝るのです。「ごめんなさい、」と。
20代になっても彼女の母親は相変わらず彼女を支配していました。
服装、週末の予定、お見合いの相手。一流大学出身の人とのお見合いを彼女が断ったとき、1週間以上口をきいてもらえなかったそうです。
その後、お見合い結婚した彼女ですが、実母に加え、夫やその両親に対しても非常に気を遣う様子でした。
気が付けば、彼女には自分を主語にした言葉がありませんでした。
「私は何したい、こうしたい」という言葉が一つも出て来なくて、いつも他人の目を気にして、他人の期待に応えるように1歩も2歩も先を読んで行動していたのです。
それは、彼女にとって精神的負担となっていきました。
そんな彼女の支えになりたいと思い、話しをとにかく聴くようにしました。
しかし、私の知らないうちに、彼女の中で心の病が進行していました。
私はそんな彼女の支えになりたいと思い、話しをとにかく聴くようにしました。
当時、私はカウンセリングを学んでいたのではなく、ただ彼女を力づけたい、励ましたいという気持ちからでした。
しかし、私の知らないうちに、彼女の中で心の病が進行していました。
当時、ライターをしていた私は心の病について取材することがあったのですが、まさか彼女がその当事者だとは全く気が付いていませんでした。
そして、なるべく彼女を笑わせたり、どこかに連れ出したりといったことをしてしまっていたのです。
30代で彼女は出産し母親となりました。
私はときどき彼女の家に行っていたのですが、彼女はいつも必要以上に気を遣っていました。
なんとなく彼女の様子がおかしいと思い、私はある時、それとなく彼女の母親に精神状態をたずねたのです。
実の母親なら何か知っているかもしれないと思って。
ところが、実の娘が精神的におかしいと言われたと思い込んだ母親は非常に不機嫌になりました。
そして、その後、私が彼女の家に行くと、彼女はそわそわして私が長居するのを迷惑がるようになってしまったのです。
その時点で私がもっと早く気が付いていれば…ととても悔みます。
けれども、当時は、私が行くと彼女に迷惑がかかる。
それは、きっと実母が彼女に私のことで何か言ったのだろう。もう来るなと、言いなさいとか。
彼女が困ったような表情をするのに気づいた私は、彼女を病院に行かせるべきだった、ああすべきだった、いろいろと悔やみました。
そして、その後彼女と連絡を取ることができなくなってしまったのです。
その頃、心の病がクローズアップされるようになりましたが、私自身は大学でジェンダーや女性心理について学んでたことがあり、その後、カウンセラーになることを決心します。
それも、母娘を専門にしようと思ったのです。
それは、第2の彼女を出したくない、と強く思ったからです。
彼女はあきらかに実母の影響で人格が変わってしまいました。
あれほどの毒母レベルの人を私はいまだかって会ったことはありません。
私は女性心理を専門に学ぶカウンセラー養成機関に通いながら、「彼女のような人を増やしてはいけない。悩み苦しんでいる人に寄り添い、人生を変えるきっかけとなるようなカウンセリングを提供したい」そんな思いで、スクールに通い、個人のカウンセラーに師事し、本を読み、各地の講座に足を運び、いつか必ずカウンセラーになると思っていたのです。
そして、養成機関を卒業し、心の病や母娘問題を取材しながらカウンセラーとしての経験を積み、ようやく独立にこぎつけたのです。
私自身、取材の仕事、子育て、さまざまな制約がありましたが、つらいときは必ず彼女のことを思い出しました。
「第2の彼女を出してはいけない」という強い思いは、私の母娘問題カウンセリングを行うミッションとなりました。
私の思いを根底からくつがえす事が起きました。
「私は娘を愛せない。1日も早く家を出て行ってほしい。」
母娘問題に特化したカウンセリングを始めた当初、私は相談に来られるのは娘サイドと思っていました。実際にそうでした。
10代後半~60代までの娘さんが数多くいらして下さいました。
実母の支配、依存で苦しむうライアントの向うには、幼馴染の存在をつねに感じていました。
私は幼馴染をサポートすることはできなかった。だからこそ、もう一人の彼女=クライアントにはなんとかその苦しみを、悩みを少しでも小さくしてほしい、一度しかない自分の人生を実母に支配されずに生きて欲しい、そんな気持ちで日々、大勢の方と向き合ってきたのです。
ところがそんなある日のこと、私の思いを根底からくつがえす事が起きました。
母娘に特化したカウンセリングを行うようになって2年目の事です。
娘さんのことで相談したいという母親のクライアントが来られました。
その方は開口一番、
「私は娘を愛せない。30代になる娘と同居しているが、1日も早く家を出て行ってほしい」と訴えられたのです。
そこには娘に対する憎しみを感じました。
お話しを伺うと、娘とは数年来、会話らしいものはなく必要事項はメモ書きでやり取りしているそうです。
この母娘の確執は性格の違いによるものが大きく、母親はきっちりタイプ、娘はルーズタイプです。
母親は部屋をきれいにし、娘は散らかす。
けれども、母親が娘のことを話すと、子供の頃から嘘をつく子だった、お小遣いが足りなかったのか、母親の財布からお金を盗んでいた疑いがあるとも言い、全く娘のことを信頼していないのです。
こうして母親は娘を無視し、娘も母親を避けるようになり、食事も別々に取るような家庭内別居をしています。
けれども、娘としては家賃や食費のことを考えると実家の方が経済的に楽なので、居続けているとか。
結婚する気はさらさらないようだと母親は言うのです。
このままだと私が精神的におかしくなる、あんな娘の顔を毎日、見なければいけないのだから。と母親の訴えは切実でした。
そして、私が何を感じたかと言うと…。
正直、動揺したのです。わが子を、娘を愛せない親がいるのかと。
ここでは書きませんが、それも強い憎しみを、娘に対する憎悪を私は感じ取っていました。それが、私にはショックだったのです。
母娘のカウンセリングを行うなら当然母親サイドからの相談も来ることは予想していました。
けれども、それは娘を愛するが故のコミュニケーションの行き違いと考えていました。
ところが、そんなことでは割り切れない、別の感情、憎しみと、互いを視野からあえて外そうとしている無関心さが母娘間にも存在することを私はこの時点で認識したのです。
今だから告白しますが、当時の私は母親のそのような感情に対し共感することに抵抗を覚えました。
そしてそんな自分に動揺してしまったのです。
カウンセラーは、クライアントの気持ちに共感し寄り添う。その基本的な思いなど吹っ飛んでいました。
ただし、目の前のクライアントを批判するとか、非難するとか、そういった気持ちはありませんでした。
ただただ、びっくりしたのです。母娘にこのような感情が存在することについて。
もちろん、クライアントさんを否定する気持ちは毛頭ありませんでした。
けれども、どれだけ共感できたのか、どれだけクライアントを理解できたのか。正直わかりません。
そして、私のこの気持ちは隠そうとしたけれども、恐らくクライアントさんには伝わっていたでしょう。
なんとか次回のセッションにつなげたいと思ったのですが、その方は二度と現れることはありませんでした。
これはカウンンセラーとして歩み出した私にとって大きな失敗でした。
けれども、このときの強烈な思いは、その後のカウンセラーとしてやっていく自分の覚悟にあらためてつながったのです。
正直、このセッションで私は打ちのめされた気分になりました。
それは、母娘問題に対する見方、考え方、捉え方がいかに狭かったのかを教えてくれるものでした。
それまで娘さんサイドのご相談が多かったのですが、自分の中ではこのテーマに特化してよかったという手ごたえのようなものを感じていました。
母娘問題で来られる母親は、娘を愛するが故に苦しみ悩んで来られるのだという前提のもとにいた私でした。
けれども、今回のセッションで母娘の間に存在する断絶、相互不信、憎悪、そこから生じている母親の悩み、苦しみの存在を知ったのです。
この問題を誰にも相談することができなかった。
友人知人になかなか打ち明けることができず、一人で問題を抱え込んでいた。
母親サイドとして来られたクライアントのケースをきっかけに、私はそれまでの母娘問題の固定概念を取り外そうと努力しました。
母娘問題はたしかに数の割意からいうと、実母の支配、依存、ネグレクトに苦しむ娘サイドが圧倒的に多いかもしれません。
マスコミで取り上げられるテーマも毒母に苦しむ娘といった構図が多いですし、本も毒母に悩む娘サイドが読むものが断然多いです。
というか、毒母や、または毒母と責められている親、あるいは娘に避けられている母親、娘とずっと連絡を取っていない、つまり娘のことで悩んでいる母親が読む本というのはほとんど存在しないのです。
これは一体どういうことなのでしょうか。
そこには、私自身が当初思い込んでいたように、母親は娘を愛して当然、という考え方が一般的だからでしょうか。
そもそも娘から疎まれるような母親は、もともと毒母のような存在で、そうした母親というのは自分に毒母の自覚がないから、苦しんでいない、というのが世間一般の見方なのではないでしょうか。
しかし、実際には自分が毒母かもしれないと思い悩み苦しんでいる人はいるのです。
また、毒母ではないのに、娘が自分の問題をすべて母親のせいにして、それを母親がうのみにして自分を責めている人もいるかもしれません。
あるいは、確かに毒母のようなことを娘にしてしまった、許しを請いたいと思っても娘が絶対に許さない、その関係性に苦しんでいる母親も大勢います。
そんな母親たちの存在にスポットを当てて、カウンセリングの必要性を強く感じた私は、ブログでこのテーマを時々取り上げるようになりました。
それがきっかけで、母親サイドのクライアントさんが多く来られるようになったのです。
また、母娘問題のテーマで講座やワークショップ、講演会の依頼を頂くようになりました。
さらにテレビのコメンテーター、雑誌やwebサイトからも取材を受けるようになったのです。
それまで母娘のクライアントは8割が娘サイドでしたが、だんだん母親の割合が増えて、今では6割娘サイド、4割母親サイドになっています。
また母娘関連の物語を読むという読書会も始めました。
こちらも娘サイドの方が多かったのですが、最近、母親サイドの方が多く参加され、時には母親サイド限定の読書会も開催するようになりました。
母親サイドのご相談が増えるようになると、電話で関東より遠方の方からの問い合わせ、ご相談もとても多くなりました。
そして、その方達に共通しているのは、この問題を誰にも相談することができなかったというものです。
というのは、世間一般に、母と娘は分かり合えるもの、といった概念があるため、このようなことを友人知人になかなか打ち明けることができず、一人で問題を抱え込んでいたというのです。
3つのパターンがあることに気が付きました。
この3つのパターンに、母親の性格傾向が反応してしまい、、、
母親サイド、それも20代~80代までのご相談を数多く受けるうちに、母娘の関係で苦しむ母親が抱える問題には大きく分けて3つのパターンがあることに気が付きました。
この3つのパターンに、母親の性格傾向が反応してしまい、それが苦しみ、悩みとなってしまうのです。
この方程式がわかると、母親自身が自分の問題の原因を理解しやすくなるため、そこから娘との関係改善につながる道が開けることがわかってきたのです。
それがわかると、逆に、問題は他人にあるのではない。
自分の中にあるのだとあらためて覚悟ができるのです。
それについて当事者であるご自身が把握できるようになると、霧が晴れるように、娘さんとの関係性を客観的にご覧になることができるようになります。
さらに、娘さんだけでなく、ご自分の性格傾向も理解できるようになるため、あらためて人間関係を見直すようになります。
すると、そこに夫との関係がうまくいかない理由、実母や兄弟姉妹とのぎくしゃくした関係性、友人知人が離れていってしまう理由、職場での孤立感、最終的には孤独の環境について、なぜこのような状況に自分がいるのか、腑に落ちるのです。
しかしながら、これは現実を知ることで愕然とするのではなく、今まで「なぜ、こうなの? どうして私ってこうなるの?」といった長年の疑問が解けることで、すっきりした腑に落ちるなのです。
それがわかると、逆に、問題は他人にあるのではない。
自分の中にあるのだとあらためて覚悟ができるのです。
どんな覚悟かというと、ここで自分の人生、仕切り直そうという覚悟です。
本当は母親こそがカウンセリングが必要なのです。
どうか、この文章を読んでいるあなたも、ぜひ私のところにご連絡を下さい。
今、国内には母娘の問題で悩んでいる方が数多くおられます。
そして、その多くは、母娘は親子なのだから縁を切ることはできない。このつらい関係性を一生ひきづって生きていかなければならないと思い込んでおられる方も数多くいます。
親子の縁は一生続きます。けれども、母娘の関係を変えることは可能です。
というか、必ず関係性を変えることができるのです。
それを知らなくて、たったこの瞬間も苦しみ、拒食症になる、うつの状態になる、ときに自殺を考える人もいる、それは私にとってなんとも歯がゆく、状況を変えなければという強い思いがこみ上げてきます。
繰り返しますが、母娘の関係性は必ず変えることができるのです。
なぜなら、人は自分の意志、意思で人生を変えることができるから。
その一人一人を私はセッションを通してその場に立ち会ってきたからです。
どうか、この文章を読んでいるあなたも、今の状況を変えたい、母娘の関係を変えたいと強く願うならば、ぜひ私のところにご連絡を下さい。
すでに、私が書いたこの文章を読んでくださっていることで、あなたと私とのご縁がつながり始めているのです。
もう1点、私が母娘問題、とくに母親のカウンセリングに力を入れている理由を付け加えておきたいと思います。
私は10年以上に渡り、母娘問題で苦しんでいる娘さん、数えきれない程のクライアントと接してきました。
彼女達にセッションを受けて頂き、お一人お一人がご自分の悩みを乗り越えていってくださいました。
その原動力は「自分が変わらなければこの苦しみは一生続く」という思いが強かったからです。
そのプロセスで多くのクライアントが苦しんだのは、「自分がこんなに悩み苦しんでいるのに、母親は全く無自覚だ。娘に対してどれほどひどい事をしているのに、全くその事に気づいていない」という思いです。
そういうクライアントと接しているうちに、私は母親こそ、カウンセリングルームに来て欲しいという強く思うようになったのです。
本当は母親こそがカウンセリングが必要なのです。母親こそが変わって欲しい。そうすれば母親自身も、そして娘さんも幸せになるプロセスが加速するはずなのに。
この思いを強くした私は、母娘問題、とくに母親の心理を専門とするカウンセリングを重視するようになりました。
大学時代から、ジェンダー、フェミニズム、女性心理を学ぶ機会があり、また社会人となってマスコミの世界に入り関連テーマを取材してきた私ならではこそ、まだまだ世間一般に知られていない部分もある母親の心理についてカウンセリングすることが可能なのです。
母娘問題で悩んでいる人はカウンセリング以外にどのような解決方法を探しているのでしょうか。
About Me
横山真香(しんこ)
母娘関係改善カウンセラー
本当は母親こそがカウンセリングが必要なのです。母親こそが変わって欲しい。そうすれば母親自身も、そして娘さんも幸せになるプロセスが加速するはずです。
まだまだ世間一般に知られていない部分もある母親の心理について豊富なカウンセリング実績がございます。
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