長男教の母、帰省したくない娘
2025.12.28 New
長男教の母、帰省したくない娘
母娘関係改善カウンセラー横山真香です。
今年もあとわずか。正月、実家への帰省を思うと気持ちが落ち込むという人もいるでしょう。理由の一つが長男教の母親の娘に対する言動。
悩む貴女は、今回の帰省、どうしますか?こちらの記事を参考にしてみてください。
目次
・幼い頃から兄は王子、私は召使い
物心ついた時から、母は、兄と私を完全に差別していた。兄の言うことは何でも聞いてやり、私の言うことは無視。兄を王子のように育て、私は召使い。いつも家の手伝いをさせられた。結果、兄は傲慢に。
・教育格差も当然
もちろん、教育格差も。兄はあまり成績が良くなかったが、なんとか私大に。私は、公立の大学でないと、行かせられないと言われていたため、必死に勉強して公立大に。レベル的には私の大学の方が上だが、それを兄に感じさせまいと、親は兄の大学を褒める。
・兄の嫁にも気を遣う母
自分勝手な兄がようやく結婚し、夫婦で実家に来ると、完全にお客様扱いで、兄嫁にも気を遣う母。盆や正月、もともと兄は座って飲み食いし、私はゆっくりする間もなく、台所と座敷を行ったりきたり。
兄嫁が手伝うと言っても、母は止める。「大丈夫、娘がいるから、あなたは座っていてね」
年末から正月にかけて、実家の大掃除や、来客のための準備をするのは娘。それなのに、何もしない兄夫婦には、お土産やお金まで持たせる母。
私はといえば、「ありがとう」の言葉もなく、毎年、親せきや父の悪口を聞かされる。そして、東京の一人暮らしの部屋に戻る私に、「あなたはいいわね、気楽で」と嫌味たっぷりの言葉を浴びせる。
・帰省しないという選択は?
今度こそ、もう帰省しない、と決心する娘。しかし、12月に入るとかかってくる母からの電話。「いつ帰ってくる? 兄夫婦や親せきに渡したいから、東京の珍しいお菓子を買ってきて」と数量を言ってくる。
帰らなければ、大掃除も、正月の来客も、母一人で大変だろうなと思う。それが気の毒で、帰ってしまう。けれども、娘が実家の手伝いをするのは当然という母の態度に、毎回、心が折れる。
この状況は、帰省を避けたい、逃れたい気持ちと、行かなければ申し訳ないという罪悪感とのせめぎ合い。
毎回帰省しては、娘をこき使う母親に、そろそろ反旗を翻してもよいのでは。
行かなくてすむ理由を作れば、最初の一歩になる。まずはハードルが低そうなのはどれか、考えてみる。
- 病気を理由に断る。インフルエンザ、風邪、発熱など。
- 職場の事情で、今年年末から、交代で出社することになった。自分が年末年始の当番になってしまった。
- 初めて、年末年始に、旅行に行くことになった。
- 毎回、繰り返されていることだが、帰省すれば、私は女中扱い。兄夫婦はお客様としてもてなされ、もう我慢の限界だと正直に言う。
最初から4を出さなくてもいいのでは。言いやすいのはどれか、自問自答してみる。そして、実行。
初回がクリアできると、2回目のハードルは下がる。
ネックになるのが罪悪感。母親が可哀そう、という優しい気持ちはそれとして、いざとなれば、兄夫婦に手伝ってもらえばいいじゃないか、という考え方もあり。
正直、長男教の母親の考えは揺るがない。それにたてつくより、避ける、逃げるにはどうすれば、という手段を検討する方が現実的なのである。
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テーマ: 罪悪感
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