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母親を見下す娘、モラハラ夫が原因? 

母親を見下す娘、モラハラ夫が原因? 

 

母娘関係改善カウンセラー横山真香です。

 

  • 最近増えているモラハラ娘

 

ここ数年、ご相談内容で増え続けているのは、モラハラ娘に関するものです。「モラハラ娘」とは、どのような娘のことでしょうか。

 

ひと言で表現すると、母親を見下し支配しようとする娘のことです。母親を「お前」と呼び

女中のように扱います。真夜中でも、「ジュース買いに行ってこい」と命令します。

 

早朝、母親が起きて作るお弁当や朝食を「まずいメシ、こんなの食えるかよ」と言いながら、結局は食べます。

 

気に入らないことがあると、母親を小突くか、背中を押したりすることがあります。

 

  • 可愛かった娘が脅威に

 

「子供の頃は、本当に可愛かった。私の姿が少しでも見えなくなると、泣きながら後追いして。保育園に預けるのもひと苦労だったのです。それが今では、私のことはお手伝いさんぐらいにしか思っていないようです」と話す母親クライアントさんは大勢いらっしゃいます。

 

あどけなかった娘がいつ頃から、母親を見下す態度を取るようになってしまったのでしょうか。

 

クライアントさんのお話しから推測すると、早い子で小学校の4年生あたりから、多くは高学年でその傾向が見え始めるように思われます。

 

きっかけはささいな事です。「宿題はもうやったの?」、何気なく母親がたずねてことに対して「うるさい!」と叫ぶ。

 

友達関係でうまくいかない事があるときなど、帰宅してから機嫌が悪く妹、弟など自分より弱い立場の家族に八つ当たりするようになる。

 

女の子の場合、初潮を迎える年ごろとも少々関係があるのかな、と思うことがあります。あくまで、これは私の考えですが…。

 

日本の女子の場合、初潮の平均年齢は12歳だそうです。早くて8歳、大体10歳~15歳前後だそうですが、モラハラ娘の変化が表れた延齢を伺うと重なるような気もします。

 

  • 娘が変わってしまったのは、夫の影響?

 

私のところに来られるクライアントさんの多くは、「娘がこんなに変わってしまったのか、わからない」と言われます。母親にしてみれば、気がついたら娘が見下すような言動を取るようになってしまった。でも、何が原因でそうなってしまったのか、ちょっとずつ関係性が変わっていったことに気づいていなかったと話される人がほとんどなのです。

 

おそらくですが、娘が小学4年生あたりの頃、イライラして暴言を吐いたりしても、「学校で何かあったのかしら。しばらくしたら機嫌も直るでしょう」ぐらいに軽く捉えていたかもしれません。

 

娘に対しては、「ママに向かってそんな態度を取らないの!」と怒ることもせず、見守っていたのではないでしょうか。

 

子供は、親を試します。自分の言動で親の反応を見るのです。「これぐらい言っても、ママは怒らないんだ」。と経験を重ねていきます。そのうちに、「なんだ、ママは怒らない人なんだ」と思うようになります。

 

だから、母親に対して何を言ってもいいのだ、と思うようになるには、これだけでは十分ではありません。もう一つ、娘がそう思うようになる大きな要因があります。それが、父親の母親に対する態度です。

 

  • 父親が母親を罵倒するシーンを見続けてきた娘

 

母親を見下す娘のご相談をされるクライアントさんに共通しているのは、全てではありませんが、モラハラ夫が多い傾向があります。

 

結婚した当初から「誰に食わせてもらっていると思っているんだ」「何もできないくせに」といった暴言を吐き、子供ができてからも態度を改めることをしないモラハラ夫。状況がわかるようになった子供の前でも平気で妻を罵倒します。「母親のくせに、そんなこともできないのか!」

 

こうした言葉は子供の心に一つ一つ積まれていきます。始めのうちは、「ママが可愛そう」と思うものの、そのうちに「ほんと、ママってしょうがない人」と思うようになる娘がいます。そして、母親が何か注意しても逆に「あんたなんかに注意されたくない。そんな資格ないくせに」と言われてしまうのです。

 

  • 子供全員が母親を見下すわけではない

 

そうはいっても、子供全員が母親をバカにするわけではないのです。長女が母親を下に見たとしても、次女は父親からかばおうとする。あるいは長男が母親を軽蔑しても、長女は味方になろうとする。子供一人一人の対応は異なるのです。

 

その子供の持って生まれた気質、性格によるものなのでしょうか。兄弟姉妹の立ち位置にもよるのかもしれませんが、同じように育てているつもりでも、母親への対応が違ってくるのです。

 

母親を支配しようとする娘の性格は、夫に似ているという話はよく聞きます。

 

  • せっかくモラハラ夫と別れても第2の支配者が…

 

娘がモラハラ夫に似ている場合、より深刻な状況が生じるケースもあります。家庭内で、夫と娘、両方から支配されるようになるからです。

 

あるいは、長年、モラハラ夫に苦しめられようやく離婚が成立。これでやっと自由になれると思いきや、今度は娘が母親を支配するようになります。じゃまだった父親がいなくなり、母親を思うように動かすことができると思い込んだ娘は、君主のようにふるまうのです。

 

幼い頃から、父親が母親を罵倒する様子を見続けてきた娘にとっては、支配関係がよくわかっているはずです。嫌悪している父親に自分がよく似ていることは認識できず、目の前にいる母親を軽蔑、または支配する対象と見なしています。

 

もし、娘がこのようなケースに当てはまるのであれば、モラルハラスメントが母娘の間に存在することをあなた自身、認識した方がいいでしょう。

 

娘のモラハラを、思春期の反抗期と勘違いしないようにして下さい。それは母親への反抗ではなく、支配です。早い段階で気づき対処する必要があります。「そのうちに娘も大人になれば、母親への対応も変わるだろう」とのんびり構えていると、家庭内にモラハラを増殖させます。

 

気がついたら、夫と同じく娘のことが怖い、という母親クライアントさんは大勢います。

「娘から支配されている」なんて、他人に言える話ではなく、口をつぐんでいる人が多いのです。

 

このブログからまさに自分のことだと思われた方は、一度、私、横山真香とお電話、またはZOOMでお話ししてみませんか。

 

娘さんの状況をお話し頂くだけでも、モラハラ傾向があるのかがわかります。もしそうだとしたら、まずは娘さんへの対応を身直す必要があります。けれども、すでに怖れの気持ちを抱いているのであれば、対応を変えるのは難しいでしょう。

 

それならば、家庭であなたの置かれている立ち位置、役割を見直し、娘へのマインド(=心の姿勢)を見つめ直してみませんか。

 

支配してくる娘への態度をいきなり変えるのはハードルが高いでしょう。しかし、あなたがその関係性にどのように感じているのか、マインドに気づき、それをほんの少し切り替えてみるのはさほど困難ではありません。

 

一度、私のホームページをご覧になってご検討ください。

 

私のホームページはこちらです。

 

また、娘への対応を考え直すため、必要なマインドに切り替える実践マインド・プログラムがあります。こちらも合わせてご覧ください。

 

カウンセリングの進め方について直接、聞いてみたいという方はお電話でお問い合わせください。

 

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