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幼かった娘への八つ当たりを今、謝るべき?

幼かったい娘への八つ当たりを今、謝るべき?

 

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

 

この時期、街中で袴姿の娘さんを見かけることがあります。卒業シーズンなのですね。次の進学先や、就職先が決まり、娘が実家を出て一人暮らしを始めるご家庭もあるでしょう。

 

娘が実家を出るこの機会に、きちんと向き合って、謝罪をした方がよいのではないか。実はこうした悩みを抱えている母親クライアントさんは多いのです。

 

「娘に謝罪」とは?

 

娘が幼かった頃、育児ストレスなどから、きつく叱ってしまった、大声で怒鳴ってばかりいた。娘を傷つけてしまったことに対する謝罪をしていない。こうして、時は過ぎていく。

今回のブログは、長年抱いている母親の罪悪感に、焦点を当ててみます。

 

※本文は↓実在のクライアントさんのケースではありません。

 

・育児ストレスで娘に八つ当たり

 

娘がまだ小さかった頃、慣れない育児、仕事ばかりで不在の夫、自分は会社をやめ、収入は激減。夫の稼ぎだけになり、この先どうなるのだろうという経済的、精神的な不安。ザワザワした気分が続き、育児ストレスから、大声で娘にどなってしまった、という人は決して少なくないはずです。

 

「いつも笑っている優しいお母さん」なんて、どこの誰が、そんなことできるんだ!」

あなたも、母親になりたての頃、こうした思いを持っていませんでしたか?

 

たまに実家に行けば、実母から「ちゃんと育てているの?」と厳しい言葉を浴びせられる。義母からの、「こんなに泣く子は初めて。他の孫は大人しいのに」といったひと言に傷つく。

 

「どうして寝ないの?」「なんで、食べないの?」「なぜ、泣いてばかりいるの?」。初めての育児は思い通りにいかないことばかりで、イライラが募る。誰にも相談できず、幼い娘に対して怒りの矛先が向いてしまう。

 

・娘のおびえた表情が忘れられない

 

日々、ちょっとした事でイライラのスイッチが入ってしまう。そこから、怒りのボルテージが上がり、娘が出来なかった事に対して、大声で叱るようになってしまった。

 

娘が物心ついた時は、母親はいつもイライラ、カリカリ。ジュースをこぼした、おもちゃを片付けない事に、怒鳴る。娘はおびえた表情で、声をあげずに泣いていた。

 

夜、娘が寝入ると、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、小声で謝る。「明日は、絶対に怒らない。大きな声を出さない。笑顔で、声をかけよう」。

固く誓うのだが、翌日は繰り返し。ささいなことに、怒ってしまう。

 

娘が成長した今も、あのときのおびえた表情が忘れられない。思い出す度に、胸が痛む。

 

・いつか謝りたい、という思いがつねにある

 

そんな母親の心の中には、「一度、きちんと娘に謝るべきなのでは」という思いがつねにある。

 

「いつ、謝るべきか」。「どのようなタイミングがあるのか」。「謝ったら、娘の反応は?」。「寝た子を起こすな、で、過去のことを何も言ってこない娘に、わざわざ謝る必要はあるのか」。

「もしかしたら、かえって謝ったことで、娘が過去を思い出し、私との関係が悪くなるかもしれない」。

 

様々な思いが湧き出ては消え、考えがまとまらない。

 

・解放されたいのは、母親自身の罪悪感から

 

こうした母親のクライアントさんの心の底にあるのは、後悔と罪悪感です。この思いを抱えて、カウンセリングを受けられる方が大変多いのです。

 

「娘に一度、謝るべきでしょうか」。この質問を投げかけられたとき、私は、「今、娘さんとはどのような関係性ですか?」と伺うようにしています。

 

このテーマは、単に「あの時はごめんなさい。ママは、ストレスでいっぱい、いっぱいだったの」と謝ると、娘が、「いいよ、ママだって、大変だったのだから」と許してくれる、といった単純な会話で終わるものではないのです。

 

母親クライアントさんの多くは、娘から許しの言葉を得たい、そこがゴールに思っていらっしゃいますが、それだけではこの問題の解決にはなりません。

 

一番にあなたが思っているのは、やってしまったことの後悔と罪悪感から、解放されたいというマインドなのではありませんか。

 

・あらためて。娘に謝罪は?

 

「娘に謝罪すべきなのか?」

 

このテーマについては、やみくにも、謝罪すればよいというのではない、というのが私の考えです。前述したように、謝ったところで、「お母さんは、自分の罪の意識から逃れたいのでしょう」と娘から言われてしまう場合もあります。

 

では、この先もずっと、このような悶々とした悩みを持ち続けなければならないのでしょうか。

 

ここで大事なのは、まず一度、ご自身のマインドの状態心を見直してみませんか、ということです。「娘に謝るべきか」の前に、やるべきことがあります。

 

それは、娘にしてしまったことの後悔、罪悪感といったマインドの存在に気づいて、そこに焦点を当ててみるべきです。「なぜ、あんなことをしてしまったのだろう」、「後悔をずっと抱えている今の自分の気持ちは?」「娘に謝ることで、何を期待しているのだろう」。

 

マインドに焦点を当てるとは?

 

マインドを客観的に見つめ直すということです。後悔や罪悪感でモヤモヤしてしまっている心の状態を一度、棚卸して、整理するということです。この作業なしに、いきなり娘に謝罪するというのは、「娘は、過去のことをどのように思っているのだろう」という娘の気持ちを全く無視しています。

 

私のカウンセリングでは、こうしたマインドに焦点を当て、気持ちを整理し、今後、娘とどのように向き合っていったらよいのか、その答えを見つけるための具体的サポートを致します。

長年にわたる悶々とした悩みに終止符を打ち、カウンセリングによって、娘さんとの向き合い方を変えてみませんか?

 

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