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    Categories: 罪悪感

娘の帰省がストレスという母親の本音

娘の帰省がストレスという母親の本音

 

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

 

年明け、この季節に断トツで多いのが、「娘の帰省で、一緒にいると気まずい」、「女王様気どりで、わがままし放題の娘に我慢できない」、「早く帰って欲しい、と思ってしまった」といった母親クライアントからのご相談です。

今年初めてのブログは、このテーマを取り上げたいと思います。

 

・娘の帰省を喜べない母親

 

「久しぶりに帰って来る娘の顔を見られるのは嬉しいでしょう」と言う知人の言葉に複雑な思いを抱く母親。

「そうね」と短く答えて、会話を切り変えようとする。娘の話はしたくない。

 

一人娘なのに、一緒にいると、息苦しくなってくる。会話をしていても、いつ怒り出すかわからないので、慎重に言葉を選ぶ。そうなると、受け答えがまるでロボットのようになり、ぎくしゃくする。それがまた、娘をイラつかせる。

 

「大晦日には帰るよ」というLINEのメッセージを見ると、心がどんよりする。「帰ってくるのか…。帰ってこなくてもいいのに」、と思う自分を責める気持ちも。

 

「せっかく、娘が帰って来ると言ってきているのに、喜べない自分は、母親失格?」

 

・家族を避ける娘

 

半年ぶりの娘の帰省で積もる話も、というわけでもなく、到着した早々、娘は自分の部屋にキャリーケースを持ち上げて行ってしまう。

「相変わらず、挨拶もしないで」と苦いものがこみ上げてくる母親。夕食時、娘の好物をわざわざ用意するも、「出かける」のひと言で、外出してしまう。

それなら、なんで「晩御飯はいらないから」と前もって言ってくれないのか。腹立たし気持ちと、料理を準備したことの虚しさがこみ上げる。一方で、娘と食卓を囲む必要がなくなったことに、ホッとする気持ちもある。

「あら、出かけちゃったの?」と、孫娘の不在にがっかりする同居の実母に、言い訳をするのも気が重い。

 

 

・娘の機嫌に、気をもむ自分が嫌になる

 

娘と一緒にいると、なぜ気が重くなるのか。それは、娘の機嫌を気にしている自分がいるから。

先ほどまで、機嫌よくしゃべっていたのに、こちらのひと言で、表情が険しくなる娘。

「だから、お母さんと話していると、気分悪くなるのよ」、「ねえ、自分で何を言っているのか、わかっている?」

上から目線で、母親を無能扱いする。

舌打ちし、足音をわざと立てながら階段を上がっていく娘には憎しみすら感じている母親。

 

娘が言うには、母親の受け答えが的外れで、それがイライラするらしい。こちらは、一生懸命、話を聞いて、答えようとするのだが。

 

「そんなことを聞いているんじゃないよ」、「なんで、そんな事もわからないんだよ」

母親を見下す態度は、思春期の頃からで、とっくに反抗期が終わっている20代の今も続いている。

 

・出て行く娘の後ろ姿に、安堵の気持ちが

 

「一体何様のつもりだ」と言いたい気持ちをおさえて、ぐっとこらえる。明日には一人暮らしのアパートに戻るんだ。明日のお昼まで我慢すれば。そんな気持ちで、早く明日が来ないかと待ちわびる。

 

当日、キャリーケースを引いて、こちらを振り返りもせずに玄関を出て行く娘の後ろ姿に、「やれやれ」、ホッとする気持ちと、こんなにも娘を嫌悪してしまう自分に、罪悪感が押し寄せる

 

「娘を嫌うなんて、母親としてありえない」。なんだか、娘が可哀そうになってくる。

「ムスッとしていても、一人暮らしの生活をたずねてあげるべきだった」、「仕事はうまくやっているのか、こちらから聞いてあげればよかった」と後悔の念が押し寄せる。そして、「今度、お盆に帰ってきたときは、もっと、娘と一緒に過ごす時間を増やそう」と思うのだが、現実は、またまた同じことの繰り返しなのである。

 

結局は、娘が帰ってくると、緊張感が先に立って、とてもくつろぐ気にはなれない。

 

・娘が苦手という気持ちを認めていい

 

こうした堂々巡りの中で疲れ果て、私のカウンセリングを受けられる母親クライアントさんがとても多いです。

こうしたケースで、クライアントさんのネックになっているのは、「母親なら、娘と仲良くできて当然」という世間一般からくる思い込みです。

 

でも、娘と母親は、性格が、相性が合わない場合もあるのです。

 

他人なら、絶対に仲良くできないタイプ。それが、娘であっても、母親であっても、あります。

そこを何とか取り繕うとするから、二人の間にぎくしゃくした雰囲気が生まれるのです。

 

いっそのこと、自分の正直な気持ちを認めましょう。だからといって、娘に「私はあなたのことが大嫌い」という必要はありません。

 

ただ、大人になった娘はもしかしたら、「お母さんは、私のことを嫌いなのかも」という疑問が生じている可能性はあります。

 

・お互い、大人の女性として向き合う

 

大事なのは、それでも、母親と娘の関係は成り立つのです。お互いに、「嫌なタイプ」と認めてしまうことで、では、それからどうやって、このタイプと向き合っていくかを考えればいいのです。

 

娘サイドからしたら、年2回の帰省を1回に減らすのもありです。母親サイドからは、こちらからわざわざ「何か必要な物はないの? 送ろうか」と気を遣うのを減らすことです。

 

ということは、どちらもお互い、「大人の女性」として向き合ったらいいのではないでしょうか?

 

母娘問題をこじらすのは、「母親だから」、「娘なのだから」というポジション、役割をまず考えてしまうからです。

 

そうはいっても、長年にわたり、なかなかこのポジションは外せないですよね。母も娘も見に沁みついているから。新しい捉え方をしようとすると、マインドが反抗します。

 

まずはカウンセリングで、今までの凝り固まった考え方、価値観の存在に気づいてください。

 

私のカウンセリングでは、マインドの底にある娘、母親への感情を引き上げ、認めて頂くことから始めます。多くの人はその感情があることに気づいていません。蓋をしてしまっているからです。

 

このお正月、久しぶりの再会で疲れ切ってしまったら、私の母娘関係改善カウンセリングをご検討ください。

 

母娘関係改善カウンセリングのご案内はこちらになります。

 

母親に、娘に、夫に、他人から振り回されている方へ、

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