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友人がいない娘

友人がいない娘

 

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

 

友人が少ない、またはいないという娘を心配する母親クライアントさんから、今まで数多くのご相談を受けてきました。

 

今回はこのテーマを取り上げてみたいと思います。

 

・子供の頃から一人遊び

 

母親クライアントさんがお話しされる娘さんの共通点というのは、子供の頃からわりと一人でいる方を好んだ、ということ。保育園などでも、ポツンと一人でいることが多かった。

 

小学校でも、なかなか友達と打ち解けず、担任の先生から面談で注意されたこともある。

中学校、高校でも、親友という存在はなく、あちらのグループについたり、こちらのグループに入ったりしていた。

 

修学旅行は、行くことを嫌がり、最後まで行く、行かないで、もめた。土壇場で行くのを選択した娘さんもいれば、不参加のケースもある。

 

・社会人になっても週末は家に

 

大学も、とくにサークルに入るわけでもなく、バイトも週3日程、短時間働いて終わればまっすぐ家に帰る。「家にいるのが一番好き」と公言し、週末も家にいることが多い。

 

「若いのだから、もっと外に遊びに行ったら?」と声をかけるも、「私の勝手でしょう」と

不機嫌になる。だから、母親としても何も言えなくなってしまう。

 

社会人になってもそのスタイルは変わらず、週末は自宅に。母親は、平日よりも週末の方が忙しい。なぜなら、娘のために昼ごはんも作らなければならないから。

 

・外出は母親を誘う

 

かといって、ひきこもっているわけでもない。自分の買いたいものや、見たい映画があると、必ず母親を誘う。一人では行かない。

 

この場合、母親がたまに娘に付き合う、という状況ならばまだよいのだが、母親クライアントがわざわざ、カウンセリングにご相談に来られるのは、困っている、悩んでいるからだ。

 

何に悩んでいるかというと、娘が母親を独占したい気持ちが強いから。週末、母親に他の用事があって、娘の誘いを断ろうとすると、機嫌が悪くなる。たとえば、「実母と外出の予定がある」と言っても、「おばあちゃん(実母)なら平日、いつでも時間があるじゃない。私は週末しか、自由に動けないんだよ」と娘が怒る。

 

友人と旅行に出かけるというと、「どうして行くの? 私と一緒に行けばいいじゃない」と娘が阻もうとする。

 

・友達、彼氏の役割を母親に期待する

 

娘と一緒に外出しても、食事代は母親もち。また、話す内容が、勤務先の上司や同僚の悪口ばかりで、食べているうちに、気分が落ちてくる。

娘は、一人でしゃべり、母親にそれなりの対応を求めてくる。「上司についてどう思う?」「今日の映画、どうだった?」

それは、友達や彼氏がどう反応するかを、母親が演じてくれるよう、期待しているようにも見える。

こうした状態が続くと、母親の方が娘との外出をとても負担に感じるようになってしまう。

「母親なのに、娘には悪いと思うけれど、一緒にいて全然楽しくないし、とても疲れます」という母親クライアントさんが多い。

 

・この状況を変えるには

 

一体、なぜ、このような状況になってしまっているのでしょうか。

 

一番の理由は、娘が母親以外の人に対して、心を開いていないことが挙げられると思います。母親ならば安心。けれども、それ以外の人には、たとえ父親であっても、いや、むしろ父親だからこそ、嫌悪する場合もあります。

他の人に対しても、オープンマインドにはなれない。ものすごく気を遣います。相手に対する自分のリアクションが合っているかどうか、自信がない。わからない、だから娘自身がひどく、疲れるのです。

一方で、他人に対する警戒心は強いのですが、唯一、母親だけには全面的に信頼し、頼っています。自分のことをしゃべりたい。といっても、悪口が多いのですが、母親に話すのだったら、「こんなことを話して、相手はどう思うだろう」といった気兼ねする必要もない。

これはまさに、娘の、母親への依存です。今、こうした娘からの依存に、苦しい思いをしている母親クライアントが増えていると感じます。

 

・依存されているとはっきり認識したら、次にすべきことは?

 

娘さんと距離を取ることです。でも、どうやって? 一緒に暮らしているのだから、なかなか距離を取ることができない。

 

おそらく、このように答える方が大半でしょう。娘の、母親に対する依存をエスカレートさせてしまう原因がここにあります。

 

たとえ、同居していても距離を取ることはできます。

 

その前に、娘に「買い物には一緒に行かない」と言った場合の、娘の機嫌を気にしているのであれば、そこから、変える必要があります。

 

もしかしたら、あなたはいつも「娘を怒らせないように」、気を遣っているのではありませんか?

 

もしかしたら、「一人ぼっちの娘を見放せるわけがない、母親なのだから」と思い込んでいませんか?

 

娘のことを案じるのであれば、まず先にすべきことはご自分のマインドの状態を確かめることです。

 

「娘のためによかれと思ってやってきたこと」が、必ずしも、良い結果を生んでいることにはならないケースが沢山あります。

 

一度、私のカウンセリングで状況を冷静にご覧になり、娘さんへの今後の対応を考え直してみませんか。

 

この状態が今後も続くと想像してみてください。今なら、この状況を変えるチャンスはあります。

 

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