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娘の機嫌に振り回される母親のタイプとは

娘の機嫌に振り回される母親のタイプとは

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

 

娘の気分に一喜一憂する母親は、実はとても多いです。娘が楽しそうに話しかけてくると、こちらは何かしていてもそれを止めてまで、娘の話を聞く態勢に入る。帰宅したときの娘がイライラしているようだと、仕事で何かあったのか、それとも母である私が何かやらかしたので怒っているのだろうか、と不安になる。

 

娘の機嫌に振り回される母親のほとんどは、こうしたことをなかなか人に話せません。なぜなら、そんな自分を恥ずかしいと思っているからです。

 

とくに、母親の思い込みの傾向としてあるのが、娘の機嫌が悪いのは、自分がその原因をつくっているのではないかと関連づけてしまうことです。

 

しかし、それは母親のせいではないのです。

 

娘は機嫌の悪い事が多い。それは、機嫌が悪いことを、母親の前では隠そうとしないから。気分にムラがあったとしても、成長するにつれ、感情をコントロールしようと努力する人もいます。

 

自分の感情を親にぶつけるのは、10代の子供の反抗期みたい、と思えるのならばいのですが、それができないでいる20代、30代の娘もたくさん、存在します。

 

・娘の気分次第で母親も揺れ動く

 

娘の気分によって、振子のように揺れてしまう母親のタイプの一つは、気が弱い人。相手が強く出ると、こちらは何も言い返せなくなってしまう。頭が真っ白になってしまい、相手の非より、自分の悪いところを探してなんとか謝ろうとする。

 

このようなタイプは、つねに娘のご機嫌を取るような態度を取ってしまうため、娘からしたら、母親というより、お手伝いさんといった下に見る傾向があります。「娘から軽く見られていると思う」という母親です。

 

・心配性な母親

娘の気分次第で振り回される母親のタイプとして他にあげられるのは、心配性な人。つねに先のことばかり心配して、現在のことは心ここにあらずというものです。今日は娘の機嫌はよさそうだけれど、夜には変わってしまうかもしれない。そう思い始めると、今もその先も不安ばかりが先行し、気が休まるときがありません。

 

・先回りしてしまう母親

 

娘の機嫌が悪くなるのを怖れて、何事も先回りしようとするタイプ。こちらも、娘から振り回される傾向があります。娘が不機嫌になるのをなるべく止めたいので、先回りして家庭の中がスムーズにいくように気を配ります。

 

夫や姉妹兄弟とのいざこざで娘が口をきかなくなることが度々ある場合、間に入って、穏便に済まそうとします。結局は、娘以外の家族から、「どうして娘にそんなに気を遣うんだ!」と非難されることもよくあります。

 

・まくしたてる娘に返答できない

 

振り回されるケースとして、娘が口を開けば弾丸のような言葉が次々と発され、それに太刀打ちできない母親が多いです。娘は理路整然と言ってくるが、その内容はまるで子供が駄々をこねているよう。けれども、口調はきついし、執拗に責めるので、返答ができず口ごもってしまう。

とくに、過去のことを詳しく覚えていて、それを指摘されても、記憶があいまいな母親はしどろもどろになってしまう。

 

結局、自分が娘に悪いことを行ってしまったような気になり、謝ってしまう。このようなパターンがあります。

 

・母親を振り回す娘の心理

 

母親を振り回す娘の傾向として、一番にあげられるのは気分のアップダウンが大きいことです。感情の揺れに、自分でもコントロールできない程。そこで、目の前にいる母親に当たることで、なんとか平行を保ちたいと考えます。

 

ほとんどの娘は、自分の母親には感情をぶつけてもよいと思っています。なぜなら、母親だから受け容れてくれて当然と思っているからです。

 

けれども、母親だって一人の人間です。親だから、娘の何でも受け容れられる、全て理解できると考えるのは、間違いです。

 

・母親の役割に限界があると知る

 

母親という役割を、見直すことも時には必要です。そして、母親でも娘にできることの限界を知ることです。

 

娘に振り回されるタイプの母親のほとんどは、娘がどう感じているか、何を欲しているかといったことばかりを考えがちです。そして、その答えを求めて右往左往し、娘からそれは違うと言われると、落ち込むのです。

 

自分は母親失格、娘の考えていることすらわかってあげられないから、と自分を責めてしまいます。

 

けれども、そもそも、親子であっても、娘を100%理解することなど、不可能です。人間は、自分自身を理解することすらできていません。

 

このあきらめこそが、娘から振り回される母親にとって必要なことです。娘を助けられるのは母親である私の役目、という思い込みを手放しましょう。

 

母親の影響力が娘にどれだけあるのか、世間はそれを過大評価しすぎです。娘の世界には、友人、教師、先輩、彼氏、上司、同僚、様々ネットワークがあり、その一人一人から日々、影響を受けているのです。

 

娘が、感情のコントロールをできず苦しんでいるのならば、母親の以外の人に助けを求めていいし、その方が効果的なことも多々あります。

 

今、娘から振り回されていること自体、認識できていない母親も多いです。「娘には母親の私が必要」「私だけが娘を理解している」といった思い込みを外して下さい。

 

そこの境界線があいまいな方は、ぜひ、私の母娘関係改善カウンセリングで、現在のご自身のポジションを見つめ直してみませんか。

 

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また、娘に振り回されていると明らかに認識されておられる方は、なぜ、ご自身が振り回されてしまうのか。娘さんだけでなく、他人からもその可能性があります。

 

そのような方には、振り回されないマインドの軸を育てる実践マインド・プログラムをご覧になってみて下さい。

 

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母娘の関係を変えるためには、状況と、ご自分のマインドを変える必要があるのです。

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