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娘に「愛された記憶がない」と言われた母親の共通点とは

娘に「愛された記憶がない」と言われた

母親の共通点とは

 

母娘関係改善カウンセラー横山真香です。

 

母娘問題カウンセリングを行うようになって15年以上になります。多くのクライアントさんからご相談を受けてきましたが、娘さんの言葉に衝撃を受け、憔悴して来られる方もいます。その一つが、次のような発言です。

 

娘から『お母さんに愛された記憶がない』と言われました。

 

・動揺する母親

 

クライアントさんの一部は、「そんなはずはない」と娘の発言を否定します。

 

「あの子、何か思い違いをしているんです」

「姑が、嫁の私を嫌っており、私がいかにも毒親だったと娘に吹き込んでいるに違いありません」

「夫は私の悪口ばかり娘に言って、自分の味方につけようとするのです。『お母さんは、子供より仕事を優先してきたんだよ』と」。

 

けれども、圧倒的に多いのは、娘の言葉をそのまま受け取り、自分を責める母親です。

 

・愛情不足だったと、自分を責める

 

「自分は一生懸命、子育てをしてきたつもりです。でも、娘にしたら、愛情不足だったのかもしれません」

「慣れない育児に精一杯でした。娘の下にすぐ弟ができたので、そちらに手がかかり、娘には寂しい思いをさせてしまいました」

「私は、もともとコミュニケーションを取るのが苦手で、子供に対してもハグしたり、『あなたのことが大好き、大事』といった言葉がけをしてこなかった。愛情は言葉でなくても伝わっていると思っていたけど、それは独りよがりでした」

 

または次のようなケースもあります。

「娘を褒めたり、あなたのことが大好きと言ったことも、もちろんあります。でも娘は、叱られた、無視された、叩かれたといったことばかり、覚えていて、ハグしたことなどはまるで覚えていないのです」

 

・母親自身も、実母から愛されなかった

 

中には、自分も実母から愛された、大切にされた思い出がなく、どうやって子供に愛情をもって接したらよいのか、わからなかったと話す人もいます。

 

「実母はいつも忙しくて、私のことなど全く構ってくれなかった。だから、私は親になったとき、育児書がバイブルでした。書かれてあることを教科書通りきちんとやったつもりです。でも、愛情をかけたか、と言われると、私自身が実母から受け継いでいないので、わからないのです。子育てを義務でやっていた、と娘に言われたときは、もしかしたらそうかもしれないと思いました」

 

・動揺する母親の共通点

 

なぜ、娘から「愛された記憶がない」と言われると、多くの母親はそれをうのみにして自分を責めるのでしょうか。うろたえてしまうのでしょうか。

 

おそらく、それは、十年以上の子育てを通して、愛情が伝わっているはずという思い込みが、一瞬にして打ち砕かれてしまったからです。

 

「なぜ、どうして? 十分、愛情をかけて育ててきたつもりなのに、娘にはそれが伝っていなかったのだろうか」

 

「私の育て方が間違っていたのだろうか」

 

ここが、娘に言われて動揺する母親の共通点なのです。

 

・私なりに愛したつもり、でいい

 

娘から、「愛された記憶がない」「お母さんは愛情不足」と言われ、動揺してしまうのは、自分の子育てを振り返ってみて、自信がないと感じてしまうからかもしれません。

 

でも、子育てに自信のある人なんているのでしょうか。愛情は十分かけてきた、と胸をはって自信満々に言える母親はどのくらい存在するのでしょう。

 

娘との関係がうまくいかない時、とくに、娘から「愛情不足」を指摘されると、それは母親の育て方が間違っていたから、となぜ、結び付けてしまうのでしょうか。

 

大事なのは、たとえ娘から責められとしても、「私は愛情をもってあなたを大切に育てた」という信念をしっかり持ち続けることです。

 

娘にそれを説得する必要はありません。娘がそう思っているなら、それでもいい、ぐらいの開き直りが大事です。

 

なぜなら、娘の言葉に動揺してしまうと、娘は「あ、やっぱり、お母さんは私のことを愛していないんだ。本当のことを言われたからうろたえているんだ」と思われてしまう可能性があるからです。

 

そうではなく、「私なりのやり方で、愛情を注いできた」という動じないマインドに着地してください。たとえそのやり方が、ハグしなかった、愛していると言わなかった、褒めなかった、としても。愛情の表現方法はそれぞれです。

 

そして、もし、大人になった娘が今でもそれを望んでいるのならば、

「あなたのことをとても大切に思っている」といった一番言いやすいメッセージを伝えてみてください。

 

「今さら何よ」と娘に反発されるかもしれません。それでも、伝えてみてください。

 

今からだって、決して遅くはないのです。

 

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