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    Categories: 罪悪感

長男教の母、帰省したくない娘

長男教の母、帰省したくない娘

 

母娘関係改善カウンセラー横山真香です。

 

今年もあとわずか。正月、実家への帰省を思うと気持ちが落ち込むという人もいるでしょう。理由の一つが長男教の母親の娘に対する言動。

 

悩む貴女は、今回の帰省、どうしますか?こちらの記事を参考にしてみてください。

 

・幼い頃から兄は王子、私は召使い

 

物心ついた時から、母は、兄と私を完全に差別していた。兄の言うことは何でも聞いてやり、私の言うことは無視。兄を王子のように育て、私は召使い。いつも家の手伝いをさせられた。結果、兄は傲慢に。

 

・教育格差も当然

 

もちろん、教育格差も。兄はあまり成績が良くなかったが、なんとか私大に。私は、公立の大学でないと、行かせられないと言われていたため、必死に勉強して公立大に。レベル的には私の大学の方が上だが、それを兄に感じさせまいと、親は兄の大学を褒める。

 

・兄の嫁にも気を遣う母

 

自分勝手な兄がようやく結婚し、夫婦で実家に来ると、完全にお客様扱いで、兄嫁にも気を遣う母。盆や正月、もともと兄は座って飲み食いし、私はゆっくりする間もなく、台所と座敷を行ったりきたり。

 

兄嫁が手伝うと言っても、母は止める。「大丈夫、娘がいるから、あなたは座っていてね」

 

年末から正月にかけて、実家の大掃除や、来客のための準備をするのは娘。それなのに、何もしない兄夫婦には、お土産やお金まで持たせる母。

 

私はといえば、「ありがとう」の言葉もなく、毎年、親せきや父の悪口を聞かされる。そして、東京の一人暮らしの部屋に戻る私に、「あなたはいいわね、気楽で」と嫌味たっぷりの言葉を浴びせる。

 

・帰省しないという選択は?

 

今度こそ、もう帰省しない、と決心する娘。しかし、12月に入るとかかってくる母からの電話。「いつ帰ってくる? 兄夫婦や親せきに渡したいから、東京の珍しいお菓子を買ってきて」と数量を言ってくる。

 

帰らなければ、大掃除も、正月の来客も、母一人で大変だろうなと思う。それが気の毒で、帰ってしまう。けれども、娘が実家の手伝いをするのは当然という母の態度に、毎回、心が折れる。

 

この状況は、帰省を避けたい、逃れたい気持ちと、行かなければ申し訳ないという罪悪感とのせめぎ合い。

 

毎回帰省しては、娘をこき使う母親に、そろそろ反旗を翻してもよいのでは。

 

行かなくてすむ理由を作れば、最初の一歩になる。まずはハードルが低そうなのはどれか、考えてみる。

 

  • 病気を理由に断る。インフルエンザ、風邪、発熱など。
  • 職場の事情で、今年年末から、交代で出社することになった。自分が年末年始の当番になってしまった。
  • 初めて、年末年始に、旅行に行くことになった。
  • 毎回、繰り返されていることだが、帰省すれば、私は女中扱い。兄夫婦はお客様としてもてなされ、もう我慢の限界だと正直に言う。

 

最初から4を出さなくてもいいのでは。言いやすいのはどれか、自問自答してみる。そして、実行。

 

初回がクリアできると、2回目のハードルは下がる。

 

ネックになるのが罪悪感。母親が可哀そう、という優しい気持ちはそれとして、いざとなれば、兄夫婦に手伝ってもらえばいいじゃないか、という考え方もあり。

 

正直、長男教の母親の考えは揺るがない。それにたてつくより、避ける、逃げるにはどうすれば、という手段を検討する方が現実的なのである。

 

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