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20代の娘が一切、口をきかなくなり精神的に参ってしまった母親は…。

20代の娘が一切、口をきかなくなり精神的に参ってしまった母親は…

 

2019年5月より、母娘問題の連続講座を開催します。

2019年5月、関西在住の方向け、出張個人対面カウンセリングを行います。

2019年ゴールデンウイークは全日、営業致します。午前9時~午後9時まで。

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。

先日、カウンセリングルームに来られたAさん(50代)は、20代の娘さんが家族、とくに母親である自分と一切口をきかなくなってしまった事に不安を抱えて来られました。(Aさんにはブログに載せるご了解を頂いております。)

「幼い頃からそんなにおしゃべりな子ではなかったのですが、高校、大学あたりからさらに無口になり社会人になってからは早朝に家を出て帰りは深夜なのをいい事にほとんど会話がなくなりました。あの子が何を考えているのか、私にはさっぱりわからなくて…」。途方に暮れたAさんは、最近、夜もあまり眠れないと言います。
私はこのようなケースの場合は、必ず娘さんが子供の頃に、Aさんがどのような言葉がけをしていたのか思い出して頂くようにしています。学校から帰ってきて、一日の事を娘さんが話してくれた時に、Aさんはどのような受け答えをしていたのでしょうか。
すると、「あまり思い出せないのですが…」と答えられます。そこで、さらに踏み込んで「たとえば、何かのエピソードでもいいのです。今日の給食がどうだったとか、宿題について…」など具体的なキーワードを私が挙げると、「そういえば、『宿題やったの? なんでやらないの』、っていつも娘には怒っていたような気がします。」と思い出がよみがえってきました。それをきっかけに「どうして〇〇しないの? なぜ○○ができないの?」とつねに娘に対しては詰問、尋問口調になっていたというAさん。
幼い娘さんが小学校であった事などを話したい、母親に聞いてもらいたい。でも、母親が「どうしてそうなの? なぜあなたはそんな事をするの?」と否定的な言葉ばかり言うのであれば、娘さんとしては「もう何も言わない」という気持ちになります。そのような母娘関係が続くと、娘さんは貝のように本当に口を開かなくなってしまう、こうしたケースを数多く伺ってきました。
ところが、母親の場合は長年にわたりそのような言葉がけをしてきた事をほとんど忘れているか、あるいは無自覚なのです。
「えっ、ママ、そんなひどい事をあなたに言ったっけ? ごめんね」と軽く流されてしまうのは、自分の言動で娘がそんなに傷ついていた事実に気づいていないのです。中には、自覚はあっても、それを認めたくなくて知らぬふりをする母親もいますが。
こうしたケースでは、まず母親であるクライアントさんに対して、ご自身の言動に気付いて頂く事から関係改善のプログラムをスタートさせます。
そうはいっても、言葉がけというのは長年の思考パターン、性格傾向などからきているために、そう簡単に変えられるものではありません。けれども、本当に娘さんとの膠着した状況を変えたいと真剣に願って来られるクライアントさんは、まずルームに足を運ばれたこと自体がスタート地点に立っておられるのです。
私が提供するプログラムでは、ご自分を変える必要は全くありません。変えるのは娘さんとの関係性です。そのために始めるのは行動、実践です。
Aさんが抱えておられる悩みは、娘さんが口をきかなくなって、今後もずっと、もしかしたら一生、このような関係が続くのか、という先の見えない不安です。このような不安をこれから何年も抱えていくのか、それだけでも押し潰されてしまいそうになると話すAさん。そこで、関係改善のための実践プログラムを始めて頂く事にしました。
それから3カ月後、カウンセリングルームに来られたAさんの表情はいつもより明るくなっています。「聞いてください。この間の月曜、娘が仕事に出かける際、本当に久しぶりに『行ってくる』、と小さな声で言ってくれました」
ささいな事のように見えますが、これはAさんにとって今の関係性がほんの少し変わったと実感して頂ける事で、これがとても大事な事なのです。

もし現在、母、娘との関係性で悩んでおられるのなら。そして関係改善のための実践プログラムに関心を持って頂けたいつでもお問い合わせください。あなた自身の状況に合わせた関係改善のためのオリジナルプログラムをご提供させて頂きます。

横浜元町&東京広尾ルーム
母娘関係改善カウンセラー 横山真香

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