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社会人の娘が家族と食事をするのを避けるのは?

社会人の娘が家族と食事をするのを避けるのは?

母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。この季節、道端に咲いているスイセンを見るとなんだか嬉しくなってしまうのです。「あ、春はもうそこまで来てるんだ」って思えるから。

一緒に食卓に着くことを避ける傾向が、、、

さて、娘さんが社会人になると仕事が忙しく、夜もなかなか家族一緒に食事をとることが難しいといったお話はよく伺います。
ただ、週末、家にいるのに、なんだかんだ言って、一緒に食卓に着くことを避ける傾向が最近、娘にはある…。

このような状況、母親として心配ですよね。「あなたがいるから手の込んだもの作ったのよ。一緒に食べましょうよ」と声をかけても、娘さんは「ほっておいて」と冷ややかな様子。

向き合いたくない問題をスルーしてしまう?

母親は、「もしかしたら、仕事のストレスで食が細くなっているのかも」、あるいは「彼氏との間に何かあったのでは」と様々な不安を覚えるでしょう。娘さんの中には家族と一緒に食事する事自体、嫌だという気持ちがある場合も。けれども、母親として、そこは一番考えたくない事かもしれません。だから、一生懸命他の理由を考えるのです。一番向き合いたくない問題をスルーしてしまうのです。

摂食障害の疑い

家族と食事をとらない娘。けれども、自室では何か食べているようだ。部屋のごみ箱を見ると、大量に捨てられている菓子袋。これがたびたびならば、娘さんの摂食障害を疑うべきでしょう。摂食障害は、痩せたい願望の強い思春期の子供がなるもの、という人もいますが、成人でもなる可能性はあります。

そして、早期発見、初期の段階で専門の医療機関とつながるために、現状を認識することがとても大事です。
しかし、1回はつながっても、「行きたくない、私は大丈夫」と自分で勝手に判断してしまい通院をやめてしまうケースもあります。

本人を医療機関とつなげることができたら、娘さんと接する機会の多い母親も同行しドクターから家族としてどのようにふるまったらよいのか、アドバイスを受けましょう。

母親の精神状態が疲弊してしまうことも

ただ、ケースによっては治療が長期にわたることもあります。そうなると、家族、とくに母親の精神状態が疲弊してしまうこともあります。

そんなときは、娘さんとは別々にカウンセリングを受けるというのも効果があります。私のカウンセリングルームには、摂食障害の娘さんと暮らす母親のクライアントさんが来られています。
私は摂食障害自体ではなく、その家族へのセッションを長年にわたり行ってきました。
提供するプログラムでは、「娘がこんなになったのは私のせいだ」と自分を責める、または何事も完璧に近いものを求める性格傾向など、母親自身のキャラクター、思考パターンなどに気づくことが可能となります。

そこから、娘さんに対するご自身の見方、接し方を振り返り、お互いの関係性を変えるために何ができるか、という事から始めて頂きます。つまり、実践プログラムとなっています。

何よりも大事なこと

摂食障害はときに時間がかかるケースもありますが、何よりも大事なのは母と娘の信頼関係を結ぶことです。これができるようになると、娘の治療に対する熱意も高まりますし、何より母親自身が状況を受け容れ、大きく構えることができるようになります。

今の状況を必ず変えましょう。私のカウンセリングはその一歩を踏み出すきっかけとなるものです。

母娘関係改善カウンセリング 横浜元町&東京広尾ルーム

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