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母娘関係が悪化したとき、食事はあえて一緒にとるべき

母娘関係が悪化したとき、食事はあえて一緒にとるべき

「娘が食事を自室に持って行って頂くようになりました」
と話すのは母親のクライアントEさん(58歳)です。

きっかけは母と娘(28歳)のささいな喧嘩でした。「それならもう一緒にご飯を食べなくていいから」とEさんが言ったのに際し、娘は無言のまま。それから2カ月以上、食事は別々の状態が続いています。もちろん、口もききません。

このような状況、母娘問題では案外多いケースです。ブログをご覧になっているあなたのご家庭でも同じようなことが起きていませんか。

もしかしたら、「お互い嫌な気持ちでテーブルについて食事するくらいなら、別々の方がまだまし」と思う一方で、「このままではいけない…」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。

「何とかしなければ」と悩みつつも娘の態度には腹が立つ。そこで声をかけるのを先延ばしにしていませんか。

あるいは、「そのうち娘が折れて一緒のテーブルにつくようになるだろう。全く小学生の子供じゃあるまいし」とたかをくくっているのかもしれません。

あなたご自身はこのままでいいと思われますか。

実は、こうした状況は早いうちに打開策を見出した方がよいのです。

その理由は、2つあります。

1つは問題を放置するとその状況に慣れてしまい、関係の改善をあきらめてしまうのです。

2つめは、食事は、家族のコミュニケーションが一番とりやすい場でもあります。食べることを通して、お互いの状況を知ったり考え方を理解し合うことができます。食事が別々だとその機会が失われてしまいます。

美味しい料理を頂くと、多くの人は幸せを感じ心がゆるみます。美味しい!という感動は、心を開くきっかけになり精神的な話もできるようになります。お互いの理解を深められるのです。

もちろん、娘さんの仕事の関係で平日はどうしても帰りが遅くなるから食事の時間が別々なのは仕方ないでしょう。

その場合は、たとえば娘さんが帰宅して夕ご飯を頂いているとき、少しの間だけでいいから食卓の椅子に座って今日あったニュースをネタにおしゃべりする事もできます。話題は芸能人のことだっていいのです。

たとえ娘さんの心が頑なになっていても美味しいものを頂いているときは、おしゃべりしたい気分にもなれるのです。

冒頭のEさんは、「こちらから折れて『一緒に食べない?』と言うのは私の負けになる。なんで母親の私が娘のご機嫌を取らなければいけないのか」と話します。

けれども、お互い意地の張り合いで歩み寄りの姿勢を見せないと、娘さんは「母親って本当に頑固で感情的」というイメージを膨らませます。母親の方も「なんてわがままなのかしら。きつい性格は姑似かしら」といった思い込みが強くなります。

そこからは相手に対するイメージが独り歩きして、実際とは異なるパーソナリティが出来上がってしまうのです。そして、ことあるごとに「ほらね、やっぱりそういう性格よね」と自分が作り上げたパーソナリティにあてはめることだけして相手を見るようになります。

クライアントのEさんは、カウンセリングを通してこの気づきを得られてからは、娘さんに対するイメージを変えた見方をするようになりました。その結果、最初はぎこちなかったものの、まずはコーヒータイムを一緒に過ごすことができるようになったのです。

意地の張り合いとか、勝ち負けとか、こちらが折れるとか、そんなことが小さく思えるようになったと話すEさん。

「娘も私と同じように、どのタイミングで話しかけたらいいのか、悩んでいたのかもしれません」

もしこのブログを読まれたあなたも、娘さんと同じような関係にあるのならば今が状況を変えるタイミングです。

先延ばしすればするほど、娘さんとの距離感がさらに広がるだけです。

歩み寄りのきっかけを探しておられるのであれば、ぜひ私の無料お試し電話カウンセリングを検討してみてはいかがでしょうか。

母娘関係改善カウンセラー 横山真香 横浜元町&東京広尾ルーム

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