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    Categories: 子育て

娘から愛情を証明してよ、と言われても…

娘から愛情を証明してよ、と言われても…

母娘関係改善カウンセラー横山真香です。

「私より兄を大事にしていた」、「可愛がってもらった記憶がない」。娘からこのような言葉を言われたことはありませんか。

親として、大切に育てたつもりだったが、娘は愛情を感じていないことにショックを受ける。こうしたご相談、多いです。今回は、このテーマを取り上げてみます。

・育てやすい長男に比べ娘は…

幼い頃から育てづらいと感じていた娘。いつもぐずって、困った。2歳上の長男は、ニコニコしていたので、よけい、違いを感じていたのかもしれない。

娘は思春期になると、反抗期もあってか、連日、「あれが嫌、これが嫌」と不平不満ばかり。

・社交的な長男と、仏頂面の娘

社会人になった娘は、相変わらず家族や職場への文句か悪口ばかりで、聞いているとうんざりする。

一方、社交的な長男は仕事、プライベートも充実。家では様々な体験を話してくれ、一緒にいて楽しい。

そこへ仏頂面した娘が入ってくると微妙な空気に。母親も息子も気を遣いながら話を終え、移動しようとする。

あからさまにしているわけではないのだが、当然、娘は気がついて、

「どうして出て行こうとするのよ。私を避けているの?」と責めてくる。

避けているわけではないのだが、嫌な話ばかりなので、つい離れようとしてしまう。

 ・愛された感覚がないと言われても

ある時、娘から言われた。

「お母さんは、お兄ちゃんとは嬉しそうなのに、私とだと緊張するよね? 子供の頃からお兄ちゃんばかり可愛がって、私のことは嫌いだよね」。

続けて、

「私、愛着障害なんだよ。親に愛された覚えないし」

「そんなことないわよ。お母さん、一生けんめい、あなた達を育てたのよ」と言いながら、顔がこわばっているのがわかる。

「一生けんめいって、何が? 愛情深く育ててくれた? 証明してよ」。

返す言葉が見つからず黙ってしまったという母親。このような状況から、クライアントさんは、私のカウンセリングを依頼されたのである。

・愛情をどうやって証明するのか

「子供達を分け隔てなく育てたつもりです。娘から『愛情を証明しろ』と言われても」と話すクライアントさんは疲れ切った表情。

「長男より、娘にてこずり、時間も労力もかけてきたのに、こんなに責められるなんて」。

確かに、愛情を証明するのは、難しい。そもそも、愛情の証明は可能だろうか。ただ、ここで娘さんの気持ちを推察するに、母親が本当に自分のことを大事に思ってくれているのか、実感したいのではないだろうか。

なぜ、実感したいのだろうか。

それは、娘が自分に不安だからなのである。娘は親、他人に対して不満ばかり口にするけど、実際は人に信頼がもてないことに不安を感じている。

そんな自分を、親からは愛されていると確信することで、不安を軽減させたいのである。

愛されているという確かな手ごたえを得たいのは娘であって、母親がそれを証明しなければならない必要はない。

・精一杯やりきった

大事なのは、母親が、自分は精一杯、この子を育てた、と心から思うこと。

「十分、あなたの子育て頑張りました」と、開き直って欲しい。

娘に確信して欲しいのは、「母親が精いっぱい、私を育ててくれたのだ」ということ。

娘が、自分をこれでよし、と思えるようになるために、親がおぜん立てすることはできない。ただ、親のブレない、動じない姿勢は、娘の心の安定には、とても効果的なのである。

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