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娘から見下されていると感じる母親、娘への接し方を変えるべき?
2019年5月より母娘問題の連続講座を開催します。
2019年5月、関西在住の方向け、出張個人対面カウンセリングを行います。日程決定次第ご案内させて頂きます。
2019年ゴールデンウイークは全日、営業致します。午前9時~午後9時まで。
母娘関係改善カウンセラーの横山真香です。
子供がまだ小学校の頃に、「お母さん、そんな事も知らないの?」とか「え、こんな事もできないんだ」とバカにした表情で言われカチンときたことはありませんか。その時、あなたは子供に対してどのような態度を取ったでしょうか。
「親に向かってそんな口をきかないの!」と叱ったでしょうか。
「ママだって、知らない事はあるわよ」と自然に答えたでしょうか。
小学生の娘がそんな口をきくのだとびっくりしたのを覚えていますか。
怒り、恥、悲しい、驚き、むかつく…、人によって、またそのときの状況によって感じ方は異なるかもしれません。
娘が大人になった現在はどうでしょうか。やはり「相変わらず、お母さんて抜けているんだから」と言われたり、こちらが何かするたび「ちぇっ」と舌打ちされて通り過ぎていく、そんな態度を取られてはいませんか。
娘がこのような態度を取るたび、あなたはどのような気持ちになるのでしょうか。
母親としてのプライドはずたずたどころか、人として完全に軽く見られていると思いませんか。
娘とあなたの様子を見ている周囲の人はなんと言っているでしょう。
たとえば夫や姉妹、実母などから「ねえ、娘から軽く見られているよ」とか、「もう少し母親としての威厳を見せないと、娘が好き勝手なことをするようになるよ」と言われてはいませんか。
これを言われると、ますますつらい気分になりますよね。娘の態度もですが、母親である自分について周囲が非難しているように聞こえます。
こんな風に言われる自分って情けない…と自己嫌悪に陥るかもしれません。
娘が母親のことを見下している。バカにしてくる。ときには軽蔑の表情を隠しもしない。
このような思いをしている母親は結構多いのです。
でも、それをなかなか他人には口にできない。なぜなら、それを人に言うのは恥ずかしいと感じているからです。
そんなことを話そうものなら、「だって、あなたの子供でしょう。なんで子供にバカにされるのよ。そんな態度取ったら叱りなさいよ」と、非難されるのが目に見えているからです。
そこで、できるだけこの状況は隠していたいと思うでしょうね。
ところで、娘というのは、いつ頃から親のことを軽蔑したりするようになるのでしょうか。
何かのきっかけがあって母親への見方が変わることもあるので大体何歳頃というのは難しいのですが、私のところに来られたクライアントさん(娘の立場で)は、小学生の頃に「うちの母親、つかえないな、と思った」と話されました。
小学生の娘の中で母親に対する見方がすでに出来上がっているのです。
思春期に入ると、娘の言葉はさらに辛辣になります。
反抗期でもありますが、母親への軽蔑が言葉や態度となって強く出るようになります。
「どうせお母さんに言ったって、わからないでしょう」
「ウザい、ほっといて!」
そこには、母親に対してイライラしている娘がいます。
「なんかいつも怒っている、この子は…」そう感じるようになると、母親が娘の表情を窺うようになります。
そうこうするうちに、母と娘の立場が逆転します。娘の方が主導権を握り物事を決めいつのまにか母親が従うようになるのです。
このような関係は他人から見るとかなりおかしな状況にうつります。けれどもたとえば夫が全く二人の関係に介入しない、無関心、あるいは単身赴任で不在なため気が付かないという場合、誰にも目にふれることなく、母娘逆転の関係ができあがっていきます。
こうなってくると、娘の母親に対する感じ方は軽蔑どころから支配の対象となります。
娘が勝手なことをするようになっても、母親としてはご機嫌をとるだけで何も言えなくなります。
この状況、つらくないですか。
もし、今現在、娘が「私のことをバカにしているような気がする」と感じているのであれば、その関係性を変える必要があります。
「今は反抗期。もう少し成長したら私に対する偉そうな態度は変わるでしょう」とのんびり構えていたら、その期待は裏切られることになります。
娘が母親を軽蔑するようになったら、よほど大きな出来事がない限りその見方はずっと続きます。
その後、何か起きるたびに母親の言動を一つ一つ取り上げて、「だからお母さんはどうしようもない」「やっぱりお母さんは何もできない」と結論づけるようになります。
弁が立つ娘なら言い合いになったときは必ず言葉で母親を負かすでしょう。
ここまで読んでくださって「この母親は私のこと?」と思われたあなたは、そもそも娘から軽蔑されるようになった原因はどこにあると思いますか?
娘はあなたのどのようなところを見ていて軽蔑の気持ちを抱くようになったのでしょう。
娘に対する対応から、そのように判断するに至ったのでしょうか。
だとしたら、早いうちから娘のご機嫌取りをするような態度をあなたがしていたのでしょうか。
それも理由の一つにはなるかもしれませんが、本当の原因はあなたが他人にしてしまっている態度です。
対等な立場にありながら、いつも相手に対して非常に気を遣う。したがって言動もオドオドして必要以上に謝ったり、つねに下出に出てみたり。
そうした様子を娘は幼い頃から観察しています。「どうしてお母さんはいつも相手に頭を下げてばかりいるのだろう」。
そんな素朴な疑問がやがて、「この人、自分に自信がないんだな」と確信するようになるのです。
「相手に対してそんなに謝る必要ないのに」「あーあ、お母さん、また無理なこと承知で引き受けてしまっている、断れないんだ」、そんな母親の姿を目にするたび、娘の心の中では「かわいそう」と同情する気持ちからやがて「この人、しょうがないな」といった軽蔑に変わってきます。
娘から軽蔑されている状況がこのまま続くと、先ほども書いたように支配へ変わっていく可能性が大きいです。
母親は他人だけでなく娘にも気を遣わなければならないようになります。
そうなると、自分を恥じるみじめな気持ちがより一層強くなってしまうのです。
では、このような母娘の関係、状況を変えるにはどうしたらよいのでしょうか。
それはまず、あなた自身が今の状況を「このままではいけない」としっかり認識することです。
なんとなくこのままでいいか、いつか娘も変わるかもといった曖昧な気持ちでは、状況を変えるのは相当厳しいです。
結論からいうと、状況を変えるにはあなた自身が娘に対する態度を変える必要性があります。
でも最初からそれをしようと思っても「それはむずかしい」と思ってしまいますよね。
なぜなら、あなたの中に娘のことが「少しこわい」、という気持ちがすでに芽生えているからです。
その気持ち正直に認めてください。そこからです、態度を変えられるようになるのは。
私のカウンセリングルームには同じご相談で来られたクライアントさんが数多くおられます。セッションでは、なぜ娘から見下されてしまうのか、普段どのような会話をしているのか。母親と娘を取り巻く人間関係は? どのようなシーンで自分が軽蔑されていると感じるのか、といった状況背景を具体的にお伺いします。
そこからご自身の性格、対人行動パターン、口癖など言動傾向を明らかにした後、ここ、となら変えられそうというところを見つけていきます。
このセッションを受けて頂くと、娘の態度、ちょっとした仕草や表情、言葉遣いにいちいち気にしないようになります。
「どうして自分の子に気を遣わなければいけないの?」といった情けない気持ちからも解放されます。
繰り返しになりますが、娘との関係を今のままにしておくと軽蔑からやがては支配に発展していきます。
態度を変えるといっても、最初から大きな山を目指すのではありません。誰にでもできる、そして続けられるところから始めます。
関係性を変えるのは絶対に早い方がベストです。なぜなら、このまま問題を放置すると、乗り越えなければならないハードルがより高くなるからです。
9月、母娘問題講座第3回目には今回取り上げた「母親を軽蔑する娘」をテーマに取り上げます。後でご案内があります。
↓
母娘問題講座第2回目のご案内です。
『依存してくる母親との関係を変える3つのアプローチ』
なにかについて娘を頼ろうとする母親との関係を変えるために、何が必要なのか。具体的行動のアプローチを考えます。
日時 2018年8月4日土曜日 午前10時30分~12時30分
場所 グラマラスエイチ南麻布セミナールームD
(東京都港区南麻布4-5-48 フォーサイト南麻布5階)
参加費 3000円
お申込み・問い合わせ 私のhpより。またはお電話で直接ご連絡くださいませ。
次回のお知らせ
『母親を軽蔑する娘とどう接したら』
娘から見下されている、横柄な態度を取られているにも関わらず、母親の自分は言い返すことができない。
そんな悩みをお持ちの方のための母娘問題講座です。娘との接し方をどのように変えたらよいのか、具体的事例を交えてお話しさせて頂きます。
日時 2018年9月8日土曜日 午前10時30分~12時30分
場所 グラマラスエイチ南麻布セミナールームD
(東京都港区南麻布4-5-48 フォーサイト南麻布5階)
参加費 3000円
お申込み・問い合わせ 私のhpより。またはお電話で直接ご連絡くださいませ。